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オープンセールは成功に終わった。しばらくして、私は、募集した人の面接をしていた。朝の時間に、舞依ちゃんが忙しくしているのが、わかっていたからだ。でも、なかなか、土曜も日曜もって言うと、働いてもらえる人が居なかったのだ。
「舞依ちゃん ごめんね なかなか、良い人こないのよ」
「いいんですよ 私 頑張りますから 無理に雇わないでも」
「だけど あんまり、舞依ちゃんに負担掛けるのもね・・ でも、3時には、絶対にあがるようにしてね」
そして、数日後、今年高校を卒業したという女の子が面接に来た。卒業して、料理学校に行ったんだけど、学費も続かないからと、言っていたのだ。
「私 母親と高校生の妹と3人で暮らしているんです。バイトしながら学校に行って居たんですけど、続かなくて・・先日、ここのオープンセールをやっているのを見まして、評判良いみたいだし、ひとから従業員を募集しているって聞きまして・・厨房でも良いし、表でも良いですし、雇っていただけないかと思いまして」
「そうなの 1か月の間は、試用期間ということでも、いいかしら それと、朝、8時からでいい?」と、聞いたら、それでも良いと言うので、とりあえず、返事すると言って、その日は、帰ってもらった。
彼女の住んでいるアパートの管理会社はここと一緒のはずだからと、何か知っているかと問い合わせてみたのだ。川上佳乃<<かわかみ かの>> と言う名前。
もう、そのアパートに移り住んで10年近くになると言う。最初の数年は、何度か、家賃が滞ったことがあったらしいが、近所とのトラブルも無く、母親は、スーパーでパートをしているらしい。親子の関係も仲良くやっているみたいだとのことだった。
私は、晋さんとも相談して、都合のいい時からでいいから、来てくださいねと返事をしておいたのだが、翌日、8時前にやってきたのだ。武君から、女の人が来ているって、連絡をもらって・・。私、洗濯していたのをそのままにして、あわてて行ってみると、彼女だった。
「ごめんなさいね いきなりって、思ってなかったから」
「あっ すみません 早い方がいいかなって・・ ご迷惑でしたか?」
「ううん いいの いいの でも、ちょっと 待ってね 私 洗濯しているの 今 こっちに一緒に来て・・」
と、私は、家のほうに案内して、洗濯の終えるの待ってもらって、それから、制服を用意して着替えてもらった。私も着替えて、お店に連れて行った。お父さんと、武君に紹介して、舞依ちゃんのもとに連れて行った。
「舞依ちゃん 今日から、来てもらうことになったの 川上佳乃さん えーと 佳乃ちゃんって 呼んでもいいかしら」
「ええ かの でお願いします」と、丁寧にお辞儀をしていた。
「舞依ちゃん 今日は、私がつ
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