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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epilogue彼らの物語は今ここに終わる
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僕は、確実にすずかの最期を看取ることになるだろうけど、それを不幸とは思わない。すずかの言うように思い出を宝物にして生きていく。というか、ローフェティタだって昔はアールヴヘイムの王族に恋してたじゃないか」
「そ・・・! それはそうだけど! あれは私の片思いで終わったからダメージが少なかっただけ! けど貴方たちは両想い! きっと心のダメージは・・・!」
「それについてはもうすずかと話合ってるから、たぶん大丈夫」
「うん。心配してくれてありがとう、ローフェティタさん」
「むぅ・・・。そもそもルシリオン陛下が悪いのですよ! 陛下が私たちにすずかのことを教えなければ!」
「おっと、私に飛び火してきたか。いずれアールヴヘイムを始めとした世界とも交流が始まる。となれば遅かれ早かれすずかとケリオンの再会は訪れていた。なら、2人のために早い方が良かった、と思うのだが?」
「それははそうですけど〜〜〜!」
ローフェティタは自身の美しい黒髪をガシガシと掻き乱し、納得も理解もしているが感情で認められないと言った風だ。そんなローフェティタ達の様子に、「そんなことよりいつまで我らを突っ立たせておるのだ?」と、不満げに言いながら私の太もも裏を蹴っ飛ばしてきたのは「ディアーチェ?」だった。
「うぬに一言感謝するべく来ただけというに、こんなところにまで連れて来られようとはな。ゲストとして扱わぬのならさっさとエルトリアに帰らせろ。我らは忙しいのだ」
「まぁまぁディアーチェ。異世界人によるエルトリア侵攻も落ち着き、復興も順調。博士もきっと休みを許してくれますよ」
「そうですね。博士も私たちに少しは休むように何度か言っていましたし」
「平和も復興も大事だけど、ボクはもうちょこっと戦っていたかったな〜」
「不謹慎でありますよ、レヴィ。私たちだけではジリ貧となり、敗北は確定だったであります」
「そうですよ。・・・ルシルさん。エルトリアの住民を代表し、改めてお礼をさせてください。ルシルさんがヴァルキリーを派遣してくれたおかげで、侵攻軍を完膚なきまでに叩き潰し、さらに本拠地まで潰滅させることが出来たのですから」
「そうよ〜♪ 復興に関しても手を貸してもらって、すっごく助かってるわ」
はやて達と再会後、何度目かの食事会の際になのはがふと、シュテル達ともまた逢いたいな、と漏らしたことが始まりだった。私としても逢えることなら逢ってみたいという気持ちもあり、早速再会する方法を思案。いくら行き来が難しい距離とはいえ、こうまで再会が難しいのはおかしいのでは?と考えた私は、私と同じ魔力を有する使い魔、エフェルヘリンズの反応を元にエルトリアを探してもらえるよう“ケリオン・ローフェティタ”に頼んだのだが・・・。
(まさか、未来と
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