暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epilogue彼らの物語は今ここに終わる
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から、少しは戦闘から離れなさい」
「そうですよ。こんなに素晴らしい景色なのですから、楽しまないのは罪ですよ」
「シャマルやリインの言う通りだぜ。休暇を模擬戦で過ごすなんて馬鹿なすることだぜ?」
上位と下位という区別も、魔法技術での移動が可能になったということで廃止することも決まり、まずは管理局が運営している次元航行船運用会社からミッド〜ビフレスト間の便を出すことも決まっている。ゆくゆくはビフレストだけでなくアールヴヘイムやニヴルヘイムなどの他世界との便、民間会社も参入する予定だ。
「難しいかもしれないけど、私はルシル君にヴァルキリーに関するデータを少しだけ見たいかも。あ、もちろん技術を盗みたいわけじゃなくて、ちょっとした興味心で・・・!」
「僕も、実はアースガルドの知識の蔵に行ってみたいな〜とは思っているんだけど・・・」
「「ユーノがそう言うなら私たちも行ってみたい!」」
技術者であるすずかや学者であるユーノ、その内縁の妻であり同じ学者にしてSt.ヒルデ魔法学院教師であるセレネとエオスは、己の知識欲に真っ直ぐで、以前からそう漏らしていたことも知っているため、「あとで開発棟と蔵にも案内するよ」と伝える。
「ヴァルキリーの隊長格との模擬戦も、まぁ聞いてみるよ。開発者――父と言ってもあの子たちの意思を曲げる命令は下せられないからな」
およそ7千年越しに2つの次元世界が元に戻るということで、その歴史的な出来事に新暦という暦も変更するかどうかという提案があり、正暦か真歴か、はたまた別のか、80を超える管理世界の政府代表との会議も開かれている。もちろん私を含めたアースガルド政府や各同盟世界政府も参加している。
「僕はすずかが往きたいところに往くだけなんだけど・・・。ローフェティタはどう?」
「正直、どっちでもいい。月村すずか。私は未だに貴女とケリオンが付き合うことを認めたわけじゃないから。そもそも神器と人間の間に愛だの恋だの・・・。いい? 私もケリオンも、今は人の姿を取っているけど人間じゃないの。100年生きれば御の字の人間と、寿命なんてものが無い神器。別れは必定、悲恋は必至。それでもいいわけ?」
アールヴヘイムに在る、数万と存在する転移門の中の最高位、“ケリオン・ローフェティタ”。その意識体であるケリオンとローフェティタも今この場に居る。何故ならアースガルドとミッドチルダが交流を開始したことを、私がアールヴヘイムに赴いてケリオンに伝えたからだ。ローフェティタの考えも十分理解できる。それでも私は、すずかとケリオンを再会させてあげたかった。
「判ってる。私とケリオン君はどうしたって過程は築けないって・・。だけど、同じ時間を過ごせないとしても一緒に居て、思い出を作っていける」
「永遠を生きる
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