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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 至宝の王妃は絶倫に堕ち、新たな命の母となる
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つ両者の肉体は、互いの肌の境目すら曖昧になるほど、深く熱く一つに溶け合っている。

「あ、はぁああ、ぁああんっ……!」

 カイオスとの思い出を、瞬く間に押し流していく圧倒的な精力。その逞しさを女としての本能で感じているアリアレイテはすでに、「心」までもアンジャルノンに奪われている。

(あっ……!)

 そして。
 子宮に届けられた莫大な量の精子の一つが、無防備な卵子に突き刺さった瞬間。アリアレイテの身体は、己に宿った「新たなる命」を歓迎する。
 胎内を満たす精液の感覚に反応している彼女の腰は、射精が終わるまで淫らに震えていた。

「……ふ、ふふっ。これほどの身体ならば、俺の子も10人は産めるな。お前の身体と心がカイオスのことを忘れ去るまでは……休む暇など与えん、覚悟するがいい」
「はぁあぁっ、はぁあぅっ……!」

 だが、長い膣内射精を終えても。アリアレイテの受精が確定しても。アンジャルノンとアリアレイテを結ぶ淫らな夜に、終焉は訪れない。
 獰猛な巨漢は己のものとなった王妃の腰を掴むと、未だに衰えぬ逸物を膣内で膨らませ、抽送を再開しようとしていた。

「……ぁ、はぁんっ……!」

 その感覚が齎す快感に腰をくねらせ、「我が子」を宿した下腹部にそっと手を当てるアリアレイテは。
 カイオスよりも遥かに強く逞しい、新たなる「主人」に――愛情を込めた微笑みを向けると。

「ん……ちゅっ」

 白く細い両腕をアンジャルノンの首に回し、豊満な乳房を彼の胸板に押し当てると、情熱的な口付けを捧げる。それはカイオスともしたことがない、舌と唾液を絡め合う濃厚なディープキスだった。

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