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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 至宝の王妃は絶倫に堕ち、新たな命の母となる
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れなくなるほどにまで刻み付けられていたのだ。

「……わ、私、は」

 そして、彼女はついに。

 心すらも。

「……ア、アンジャルノン様のもの……! カイオスのよりずっと熱くて硬くて逞しくい、アンジャルノン様のものですぅうっ!」
「ふっ……よくぞ言ったァッ!」

 アンジャルノンに明け渡し――その肉感的な両脚を、色黒の腰に絡めてしまうのだった。それはいわば膣内射精を全身で受け入れる、女側が「受精」を望む体勢。

 アリアレイテが自らの意思で、アンジャルノンの逸物を選んだ証であった。
 そんな彼女の「屈服」にますます昂るアンジャルノンは、白い首筋に舌を這わせながら全身で王妃の肉体を抱き締め、勢いよく腰を振るう。

「はぁああぅっ! あっ、あっ、あぁあはぁあぁあうぅーっ!」
「俺は勝った……! 奴に勝ったのだ! 俺は今日、確実にッ! 奴の全てを奪い去ったのだッ!」

 アリアレイテの肢体も、子宮も、卵子も逃さない。その全てを手に入れてやるというオスとしての強欲さが、その容赦のない抽送に顕れていた。
 そんな彼の苛烈な「ラストスパート」に、かつての王妃は目を剥きだらしなく舌を突き出し、無様によがり狂う。

「さぁ……今度こそ孕め、アリアレイテ! お前に母となる悦びを教えるのは、もうあいつではない……この俺だァッ!」
「ひ、ひぃいぃっ! く、来る、大きいの来る、今までで1番熱くて濃ゆいのが来るぅううーっ!」

 汗ばむ両者の肉体が隙間なく絡み合い、熱く激しく求め合う。
 この女を孕ませたい。この男の子を孕みたい。そんな生物的な欲求だけが互いの思考を支配していた。アンジャルノンの求愛に応えるかのように、アリアレイテも自ら下腹部を擦り付けるように腰を振っている。

「お……おぉおッ!」
「いっ……あ、ぁあぁあぁあーっ!」

 やがて、子宮口に押し当てられた剛剣の先から。アリアレイテを完全に堕とす、とどめの白濁が発射された。

 その射精はこれまでのものとは、精子の量も粘性の強さも勢いも、何もかもが桁違い。眼前のオンナに確実に「種付け」し、心の底から屈服させる必殺の膣内射精であった。

「おおぉッ! で、出るッ……! やはり、1人産んだ後とは到底思えん締め付けだッ……!」
「あぁあぁっ……! き、来てる……! カイオスのより、ずっと熱くて濃くて、激しいのが、ずっと来てるぅうぅうっ……!」

 背筋をなぞり上げるように衝き上がってくるあまりの快感に、アンジャルノンもアリアレイテも身を震わせて仰け反っていた。魂が肉体から吹き飛びかねないと錯覚するほどの快楽に、アリアレイテは恍惚の笑顔を咲かせていた。

 黒い野獣の如き巨漢と、透き通るような色白の美女。同じ人類とは思えぬほどにかけ離れた容姿を持
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