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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 至宝の王妃は絶倫に堕ち、新たな命の母となる
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「いやぁああっ!」

 ――今からおよそ、18年前。聖国と王国を結ぶ国境付近の大橋に、可憐な「姫騎士」の悲鳴が響き渡っていた。

 破壊し尽くされた隊商(キャラバン)の馬車の破片が四方に散らばっている、大橋という名の「事件現場」。その中心で1人の男に組み伏せられている絶世の美少女は、隊商を襲撃した実行犯の「慰み者」にされかけているのだ。
 藍色の長髪とサイドポニーを振り乱し、懸命に抵抗する色白の美少女。彼女の可憐な顔立ちと、たわわに弾む二つの果実は、その華奢な身体を押し倒している男の情欲をさらに駆り立てていた。

 一見すると細身のようでありながら、その豊満な巨峰と安産型の臀部は、彼女の肉体の「女性らしさ」をこれでもかと主張している。敢えてそのボディラインを強調している白基調の軽装は、男の油断を誘うためのものだったのだが――その油断を誘った上でも敗れてしまうほど、両者の間には凄まじい力量差があったのだ。

 聖国騎士団が城下町付近に出没した猛獣の討伐に出払っている間、聖国と王国を行き来している隊商が謎の野盗に襲撃されるという事件が相次いでいると知った聖国の王女――アリアレイテは、自ら件の野盗を征伐するべく、剣を携えてこの場に待ち伏せでいたのである。
 騎士団の元で自衛のための剣術を学び、正規の騎士団員にも引けを取らないほどの技を会得している自分なら、騎士団の帰りを待つまでもなく野盗を倒せるはず。何より、聖国の民が苦しんでいるというのに、王女として手をこまねいているわけにはいかない。

 そんな義心に駆られ、隊商が利用している大橋に潜伏していた彼女は、ついに事件の現場を目撃し、動き出したのだが。
 護衛付きの隊商をたった1人で壊滅させるほどの力を持った「鉄球使い」の野盗には、正規団員級の剣技すら全く通用しなかったのである。

「いやぁっ! は、離しなさい下郎っ! そんな汚い手でこの私にっ……!」
「ハッ、その程度(・・・・)の覚悟も無しにノコノコと首突っ込んで来たのかよ。一級品なのは身体だけだったみてぇだなァ?」

 そんな彼女の剣とプライドをいとも容易く叩き折り、その豊満な死体を組み伏せてしまった男は、浅黒く太い腕で次々とアリアレイテの軽装を剥ぎ取っていく。聖国の淑女に伝わる貞操帯すら剥ぎ取られ、生まれたままの姿にされてしまうまでに、そう時間は掛からなかった。
 快晴の太陽に照らされ、汗ばんだ純白の裸身に喉を鳴らす男は、自らもその黒く屈強な肉体を露にしていく。その股下から雄々しく聳り立つ太く大きな「剛剣」は、眼前の「ご馳走」を前に激しく血走っていた。

「……っ!? いやっ、お願い、それだけは……はぁあうっ!」
「さァ、気高い姫騎士様の具合(・・)がどんなもんか……篤と味わわせて貰おうじゃねぇかッ!」

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