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改悪
第一章
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い?」
「今度はズボンでしかも黒で赤いネクタイのスーツタイプって」
 今度はそうしたデザインだった。
「ブラウスは白、肩パットも入れてブーツもですね」
「長い黒のね」
「これナチスですよ」
 猪木は顔を顰めさせて言った。
「さっきの以上に駄目ですよ」
「ナチスだと思われたら」
「さっきのは普通に十代の女の子向きじゃないですが」
 それで話が終わるがというのだ。
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