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連休も終わって、最初のお店が休みの日。蒼がお父さんに挨拶をしたいと言うので、私達のアパートに来ることになっていた。お昼ごはんも一緒に食べると言っていたので、私は、朝からハムカツと玉子サンドとグラタンの準備に追われていた。多分、ふたりして飲むことになるから、そんなものが良いかなって思ったのだ。あとは、塩辛にとびっこを和えた。
迎えに行くと言ったんだけど、直接来ると言って居た。だけど、スーツじゃあ無い方がいいよねと言ったから、トレーナー姿で来てくれた。お父さんも朝から落ち着かなくて、散歩に出かけて、帰りに焼きとりを買って帰ってきていた。
「いらっしゃい 今日 休み取ってくれてありがとうね」
「良いんだよ 有給たまっているからね 美鈴こそ、ゆっくり寝ていたいんだろうに、すまない」
「どうしてー 私 いつも 5時に起きているよ お父さんなんか4時よ」
「蒼君 まぁ あがってくれよ 狭い所で悪いがな」と、お父さんが声を掛けてた。
部屋は、1DKの間取りで、確かに狭かった。部屋に入ると、直ぐにキッチンダイニングでその隣に6帖の和室があるだけだった。美鈴とお父さんとは、いまだに一緒の部屋で寝ているみたいなのだ。そのことは、以前にも、聞いたことがあったが、贅沢出来ないと言っていたのを思い出した。ふたりっきりになってからは、ずーとそうだと言っていたのを聞いたことがあったのだ。
そのダイニングに案内されたのだか、テーブルの上には、サンドイッチとサラダが並んでいた。
「中道さん 僕は 今日 美鈴と結婚したいので そのお許しをもらいにきました」と、直ぐに切り出した。
「そうか わかっている 美鈴から聞いた 小さい頃から、美鈴から君のことは聞いていたし、この子は 蒼君のお嫁さんになるって言っていたこともあった 良かったよ」
「お父さん 私 そんなこと言ったことないよー」と、美鈴は・・
「この子は、親の私から言うのもなんだが、とっても気持ちの優しい子だ そんな子が好きになった人だから間違いないと思う 親にとっても、こんなにうれしいことは無い 私は親らしいこと何にもしてやれていないんだ どうか 娘をよろしく頼む 君が幸せにしてやってくれ」と、お父さんは、頭を下げてきた。
「お父さん そんなー 私 今でも、幸せだから・・」と、美鈴はもう涙を拭いている様子だった。
「しっかり受け止めて 美鈴さんを幸せにしますから」と、僕も返した。
「頼むぞー 飲めるんだろう? 今日は、祝杯だなぁー」と、もう、お父さんは、グラスを差し出してきていた。
「美鈴 さっきの焼きとり、少しあぶって出してくれ さっき買ってきたところなんだよ うまいんだよー ところで、式はいつするんだ?」と、聞いてきたので
「はぁ
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