第2部
テドン
旅の真意
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に怒ってない?
穏やかな眼差しを見せるユウリに、一瞬鼓動が早くなるのを感じたが、ふと冷静になって考える。
「いやちょっと待って? 何で今私ほっぺつねられたの?」
感謝されながら頬をつねられるという訳のわからない事態に、私は思わず声を上げる。
「お前のくせに生意気なことをいうからだ。いいから早く食べろ。明日も朝早く出発しないと行けないからな」
とんでもない言われようである。だが、彼がスプーンを持ってスープを飲み始めたのを見て、まあいいかと安心した私は、自分も再びパンを口に放り込むことにしたのだった。
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