第一章
[2]次話
沖縄での再会
高校を卒業したその瞬間にだった。
武者小路由利香は沖縄に旅立った、彼女は友人の浜口祈里に卒業証書を手に明るく笑って話した。茶色が飼った髪の毛をショートヘアにして丸く小さな目と小さな唇が印象的なあどけない顔立ちで背は一六二位だ。胸も脚もかなり目立っている。
「いやあ、実は沖縄で住みたくてね」
「沖縄の大学受けたの」
「そうなの、それで合格したから」
祈里、一五七程の背で色白で奇麗な黒目がちの長い睫毛を持つ目で顎の先が尖っていて長い黒髪の楚々とした外見の彼女に笑顔で話した。
「もうね」
「沖縄に行ってなのね」
「そこで四年間過ごすわ、それで出来たらね」
「あっちで就職するのね」
「それで沖縄に永住するわ」
「そうするのね」
「だから沖縄に来たかったら言ってね」
祈里に明るい顔でこうも言った。
「私もうこっちに帰るつもりないし」
「そこまで沖縄が好きなの」
「子供の頃家族旅行で行ってね」
それからというのだ。
「大好きになったから」
「それでなのね」
「もうずっとね」
「沖縄で暮らすのね」
「お父さんとお母さんにも行ってるしね」
両親にもというのだ。
「だから沖縄で合おうね」
「ええ、それじゃあね」
祈里は明るく笑って話す由利香にこの時は心の中で静かにエールを送った、その上で彼女を送り出した。
それから数年語祈里は大学を卒業して就職した、そうしてだった。
親しくなった職場の同僚と一緒に沖縄旅行に行くことにした、ここで由利香のことを思い出してだった。
そのうえで彼女に久し振りに連絡するとこう言われた。
「そーきそば食べたい？」
「名物よね」
祈里はこう返した。
「沖縄の」
「そう、食べたい？」
「ええ、他にも食べたいものあるけれどね」
「沖縄料理よね、じゃあいいお店紹介するわね」
「どのお店？」
「那覇のビーチの近くにあるウチナーってお店よ」
「ウチナーって沖縄よね」
祈里はその店の名前を聞いてすぐにわかって由利香に問うた。
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