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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga35王は再び舞い降り、そして・・・〜Complex reunion〜
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†††Sideアイリ†††

ミッドチルダに突如出現した、並の魔導師や騎士じゃ太刀打ちできない程にヤバい生物。これまで確認されたことがない種で、生物同士で戦ってるんだけど、それが原因で街や自然が破壊されてた。唯一の救いは、民間人や迎撃に来た魔導師たちに対して危害を加えようとしないこと。そのおかげで今のところ死者は出てない。

(退避時の混乱での負傷者だけはどうしても出ちゃうけどね)

管理局を辞めて教会騎士団に入団したアイリは、元最後の大隊の融合騎を率いる部隊、藍木春菊騎士隊インディゴ・マルガレーテの隊長を務めてる。率いる融合騎をその都度任務に適した騎士に預けるのが仕事で、今回も例に漏れずに各融合騎を配置し、アイリはシャル率いる白金桜騎士隊プラティーン・キルシュブリューテと一緒して、ユニゾンしないままで個の戦力として奮闘中。

「こいつら、やっぱ魔族でしょ! 本能で判るわ!」

――光牙烈閃刃――

「同意! ルシルや先祖の記憶の中で出てきた魔族を思い起こさせる姿をしているし!」

――崩天雷舞――

「だよね! T.C.のアーサーが実はまだ残ってたり、とか?」

――氷柱弾雨(セリオン・エクサラシオン)――

「それはそれで、ルシルの影響が残ってるわけだから、嬉しいような切ないような、って感じ!」

――ルフト・クーゲル――

「しかし、あの不気味な獣どもとは違い、獣どもと戦っている白い巨人は何者でしょうか!?」

――業火拳衝――

シャル達が一斉に攻撃を加えるのは、3mくらいある巨大な目玉。本来白い部分は真っ黒で、眼球全体に幾何学模様が描かれていて、上下左右から触手を生やし、背部には4対の黒翼を生やしてる。そんな奴がえっと・・・60体くらい居て、ミヤビの言う白い巨人に群がって触手の先に付いてる鉤爪で突いたり引っ掻いたりしてるけど、空に浮遊してる巨人の肌は石造りっぽいからダメージが入ってないように見える。

「(頭部と下半身の無い胴体。有るのは長い両腕。・・・顔は胸と腹と背中に3つ・・・)たぶんだけど、天属じゃないかな? マリアがみんなに見せたマイスターの記憶には出てこなかったようだけど、テスタメント時代の記憶の中に、あんなのが居たよ」

――コード・シャルギエル――

アイリも氷槍を12本と展開して、「ジャッジメント!」の号令で射出。狙いは目玉で、理由は数が多いし気持ち悪いから。アイリ達の攻撃を目玉は迎撃も防御も回避もしないで受け入れた。よろけたり吹っ飛びはしたりするけど、ダメージは入ってない感じ。

「もし魔族なら、こっちも神秘で攻撃しないとダメかな〜」

――悪魔の角(ディアブロ・クエルノ)――

攻撃を加えたアイリ達に一切構うことなく白い巨人にばかり突っ込む目玉た
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