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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga35王は再び舞い降り、そして・・・〜Complex reunion〜
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らえると嬉しいですし、マリアンネ聖下も変わらずお美しいですよ」
『ま♪ あなたも変わらずお上手ね♪ ところで、ルシル君はこの1年で何かあったかしら? 王ではなく総督という、軍のトップになっているというのは聞いていたわ。他には?』
「他ですか? 再誕戦争当時にアースガルドと同盟を組んでいた世界、それに私が封印されている間に新しく同盟を結んだ世界との繋がりがあって・・・あ」
そこまで言いかけたルシルは口を閉ざし、「まぁいろいろとです」なんて切り上げたから、わたし達は「ん? なに?」ってジッと見詰めて、言いかけた言葉の先を促す。それでもルシルは「いやー、普通さ、普通」とはぐらかすだけ。
『まさかとは思うけど・・・。恋人でも作ったとかかしら?』
「っ!! いや! ちがっ! 違いますよ! 恋人なんていません! 永遠の別れになるかもとはいえ、はやてに告白し、公式とは言えずとも結婚式を挙げた以上、はやて以外の恋人を作るつもりはありませんし、結婚なんて以ての外。セインテストの血も私の代で終わり・・・と、考えていたのですが・・・」
『へ? あ、ほぅ、そうなの〜。はやてさんと・・・ふーん』
母様がチラッとわたしを見てきたから、わたしはスッと顔を逸らしてその視線から逃れた。だって、失恋したなんて親に言いにくいでしょ。母様からの視線からさらに逃れるべく、ルシルの話の最後が気になったから、「考えていたのですが、の先を教えてくれる?」って聞いた。
「ルシルの代でセインテストは終わり。そう考えていたけど・・・ってことは、だよ?」
「終わらなかったってことになると思うんやけどな、さっきの言い方やと・・・な?」
「・・・アースガルドの政府高官が、原初王オーディンから紡がれているセインテスト王家の血筋、それを絶やすなど以ての外だと叱られてね。どうしても子を成して、セインテストの血を未来へ繋げてほしいと。しかし、先ほど言った通り私にははやてへの想いを貫き通すという決意があった。それでも高官たちは折れず、その妥協案として・・・そう言った行為をせずに子を残すための精子提供ということになった。ほ、ほら、ミッドにもあるだろう? 精子バンクが。あれと同じ・・・ような感じなんだが・・・」
わたしとアイリとはやての3人でルシルに詰め寄ると、ルシルが申し訳なさそうに答えてくれたんだけど・・・。こればかりは責めることは出来なくて、わたし達は「大変だったね・・・」って声を掛けた。生まれが特別だとこういった問題が出るのは仕方ないと思う。何よりルシルは本当にすごい人物だからなおさらね・・・。
「で、マイスター。子どもは何人くらいいるの? きっと1人2人って感じじゃないでしょ? あ、でも答えたくなかったら答えなくてもいいんだけどね」
「・・・ア
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