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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga35王は再び舞い降り、そして・・・〜Complex reunion〜
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ースガルド同盟、ヨツンヘイム連合、どっちに加勢していたの? 鬼人なんて戦場で見かけたら、絶対にシャルロッテ様も憶えてるはずなのに・・・」
「国に伝わっている話では、どっちつかずの第三勢力だったそうな。鬼人が周囲に知られなんだのは、どうやら角を発現せずに、素の状態で戦いを楽しんでおったからだそうだぞ。儂ら一族は酒・戦、逆境・困難好きという、困った癖を持っておってな。人間の世界の史実に残っておらんのはそういうことだろうて!」
そう言って大笑いするラアルはひょうたんの栓を抜いたところで、「おー、来おった、来おった。お嬢さん方、あの者がいろいろと説明してくれるぞ」って言って空を見上げた。アイリ達も空を見上げて、そこに居た人物を視認。アイリ達は「え?」って目を疑った。だって、もう二度と逢えないって思ってた「マイスター?」が、剣翼12枚を背負ってその場に居たんだから。
「ルシル・・・?」
「え、うそ!?」
「本物!?」
「ビックリ」
「ルシル副隊長・・・!?」
難度も目を擦って幻じゃないことを確認したアイリは、はやて達も一緒だってことに気付いた。はやて達と一緒にマイスターがゆっくりとここ屋上に降りてきて、「久しぶり」って声を掛けてくれた。もう無理だ、我慢できない。
「〜〜〜〜っ! マイスター! マイスター! マイスター! マ〜イ〜ス〜タァァァ〜〜〜〜!」
もう二度と逢うことが叶わないと絶望してた、マイスターとの再会。それが今、叶った。人間としての肉体に戻ってるマイスターを正面からハグして、その胸板に何度も頬擦りをする。その間、マイスターはアイリの頭を優しく何度も撫でてくれてる。
「久しぶりだな、アイリ。こちらの世界でもあれから1年しか経っていないと、はやて達から聞いたよ」
「うぅ・・・。1年でも、また逢えると、もう逢えないとじゃ精神的に全然違うよ!」
「そうか・・・そうだな。私も、同じ思いだ」
離れようとしないアイリに苦笑するマイスターは、「シャルも、みんなも、元気そうで何よりだ」ってシャル達に声を掛けた。
「ルシル・・・! どうして・・・! ううん、そんなことどうだっていい! ルシル!」
マイスターから離れがたいのを我慢して、シャルのために一旦離れる。シャルがマイスターの胸に飛び込むのを見守ってると、はやて達がアイリ達の元にやって来た。はやての目も若干赤く腫れてるっぽいから、やっぱ再会で泣いちゃったのかな。
「またルシル君と逢えるなんて、思いもせえへんかった」
「うん。・・・アイリ、マジで絶望してたからね。・・・はやて。これ、夢じゃないんだよね?」
「さっきアイリがハグしたのは幻やったか?」
「ううん。本物だったよ」
身長も匂いも変わっちゃって
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