第二百二十八話 建て直しその三
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彼は城の外に置いた本陣で仲間達に話した。
「城の再建と共にな」
「はい、これよりですね」
紅葉が応えた。
「我々は」
「戦を続ける」
「次は仙台ですね」
「そしてだ」
「秋田の方にもですね」
「兵を進める、かつだ」
英雄はさらに言った。
「湖からもね」
「攻めていって」
「もうそうなっているがな」
幸正が率いている水軍がというのだ。
「引き続いてな」
「そうしていきますね」
「奥羽の主要な港はだ」
「全て手に入れる」
「そしてだ」
「その港からもですね」
「兵を進める、奥羽の商いもな」
これもというのだ。
「手に入れる、商いを手にするとだ」
「港のそれを」
「こちらの利は大きく」
「敵が奪われると」
「かなりだ」
実にというのだ。
「大きい」
「だからですね」
「港も攻めていく」
その様にしていくというのだ。
「いいな」
「それでは」
「そして陸からはな」
「今お話された様にですね」
「攻めていく」
その様にしていくというのだ。
「陸と湖からだ」
「攻めていき」
「奥羽を手に入れる」
こう言ってだった、英雄はまずは会津若松城の建て直しを行わせつつ次に進む先の話もした。そしてだった。
その中でだ、城の家が建て直っていき。
軍が再び戦える状況になるとまた言った。
「では軍を二手に分けてだ」
「仙台とっちゃな」
「秋田にだ」
愛実に話した。
「兵を進めていく」
「そうするっちゃな」
「これからな、そしてだ」
「攻めていくっちゃな」
「そうする、雪は降っているが」
それはまた来た。
「しかしな」
「それでもっちゃな」
「軍を進める」
その様にするというのだ。
「これよりな」
「雪はかなりのものっちゃが」
かなり降っている、しかしというのだ。
「それでもっちゃな」
「そうだ、進められる」
「それでっちゃな」
「進撃の再開だ、そして兵糧や武具はな」
英雄はこちらの話もした。
「今は城は使えないが」
「それでもっちゃな」
「この会津に集めてな」
「輸送をしていくっちゃな」
「そうする、城が使えずともだ」
それでもというのだ。
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