050話 学園祭編 ネギとの仮契約
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さんの背中に収納されていき、普段通りのシホさんの姿に戻っていました。
「しかし、シホは良くなったはいいが……この剣はいったい……?」
もうそこには剣はなくカードに戻ってしまった状態で地面に落ちていました。
僕はカードを拾うと、師匠はとにかく、よし!と言いながら、
「そうだな。シホも落ち着いた事だし目が覚めるまでは自由時間としよう。それと、早乙女ハルナに綾瀬夕映。どうせここにいるという事はぼーやと仮契約でも結んだのだろう?少しカードを見せて見ろ。悪くはせんから。ぼーやもその拾ったカードを見せろ」
「「「は、はい……」」」
謎の威圧感を放つ師匠に僕と夕映さん、ハルナさんは仮契約カードを見せました。
「ふむ。では…………『登録』」
師匠はシホさんとの仮契約カードを出してなんとシホさんの了解を得ずに勝手に三枚のカードを登録してしまいました!
というか、
「マスターカード側からでも登録ってできたんですか!?」
「ふふん。シホには悪いがこいつには使える手が増えた方が今後面白そうだと思ってな。私側のカードからでも登録できると言うのは試しでやってみたが、成功して安心だな」
その、どこか勝ち誇ったような顔をしている師匠に事情を知っている夕映さんはともかく、ハルナさんはハテナ顔で、事情を聞くと、
「なにそれ!? シホのカードってずるい!!チートじゃん!!」
と、この世の不条理を嘆いていました。
そうですよねー。
今更ですけどシホさんの師匠との間で現れたカードの能力はすごいです。
とにかく、シホさんが助かった事はよかったです!という事で僕達はようやく本格的に超さんについての対策ができる感じになってきました。
懸念としては僕とシホさんとの間で出来たカードはまだ不明瞭な部分がありますから、先ほどの剣と謎の声のことも含めて調査していく感じですかね。
そして、シホさんが目を覚ますのを待つくらいですね。
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