暁 〜小説投稿サイト〜
吸血鬼になったエミヤ
050話 学園祭編 ネギとの仮契約
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「そうやで。もう少しの辛抱や」
「…………」

二人が話しかけるが、今はシホは気を失っており、荒い息だけがその場でされていた。
あと、何度も悪魔の翼が勝手に動いて暴れ出しそうになっていたので抑えるのに大層二人は苦労したというだけ。
勝手に翼を切り裂いてしまってシホになんらかの異常が発生したら目も当てられないからだ。






◆◇―――――――――◇◆






僕はあの大会後に、シホさんの事を探すことにしました。
試合中に見せたシホさんの異変……あれはただ事ではないと思いましたから。
でも、結局あの後はシホさんの事を発見は出来ませんでした。
ですのでその後には一緒にいた茶々丸さんや千雨さんと一緒にまだ回っていない皆さんの出し物に言ったりして、道中でシホさんと会えないかなと思って、結局夜までシホさんとは会えずに、そのまま退学するという超さんとも戦う事になって、流れ流れで僕と関わって魔法の事を知った皆さんと共に別荘へと向かう道中でアヤメさんにシホさんの現状を聞く事が出来ました。
なんでもやっぱり異変があったらしくてとにかく僕とカモ君の力が必要との事で……。

「アヤメさん……シホさんになにがあったんですか?」
「それは一回シホ様を見ていただいてからお話します。そうすればネギ先生のすることもおのずと理解できると思いますし」

アヤメさんは辛そうな表情でそう言いました。
いったい、シホさんの身になにが起きているのか……。

「ところで、早乙女さんらは大丈夫なのですか……?シホ様の事は表向きしか知らないのでしょう……?」

そうだ。ハルナさんと千雨さんはシホさんが吸血鬼って事も知らないし……。
どう説明しよう。

「そのご様子ではしょうがないですね。わたくしが説明いたしますからネギ先生はとにかくシホ様を救う事だけお考え下さい」
「わかりました」

それで別荘に入ると、当然ながらハルナさんや千雨さん……それに初めて中に入った楓さんもとてもビックリとした顔になってました。

「ネギ君!? ここどこ!?」
「どうやら異空間らしいでござるが……」
「やっぱ……着いてくるんじゃ……」

と、三者三葉の反応です。
分かります。最初は僕もとても驚きましたから。
と、そこに師匠(マスター)がやってきて、

「きたか。さて、話も急だがぼーや。少し顔を貸せ。シホがある意味危篤状態なのでな」
「危篤状態!? エヴァちゃん、シホになにかあったの!?」

と、先ほどまで驚愕していたハルナさんがいち早く反応していた。
なんだかんだでやっぱり友達思いですね。

「…………また面倒な。新人に一から説明するのには疲れるんだぞ、ぼーや?」
「すみません……」
「まぁ、魔法の存在を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ