重なる思惑
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本当にピンチになったら使おうと思っていたのだが、レオンの攻撃は威力がある分周りへと被害も出やすい。そこまで強くないユウキさんだと巻き込まれかねないのと、こちらに注意を向けさせるために利用させてもらった・・・たぶんめっちゃ怒ってそうだけど。
「さて、それじゃあとっととこいつを倒して帰るとするか」
「だね」
あとで何か言われるのは必須だろう。だけど、こいつを倒せば全て丸く収まる。俺たちは魔力を高め、バリーザウィッチへと向き直る。
「やれやれ・・・まさかこんなことになるとは・・・」
相対するバリーザウィッチはゆっくりと立ち上がると、ダメージを受けた右腕を振るい感覚を確かめている。それが済むと、こちらを向き、ニヤリと笑みを浮かべた。
「まぁ問題ない。時間はかかるが、私は使命を果たせばいいだけなのだから」
一変した状況にも関わらずなおも見せる余裕の表情。その不気味さに俺たちの背中に冷たいものが流れた。
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