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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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 今夜は、蒼と待ち合わせをしていて、いつものカフエで早い目に行って待っていた。お昼には、堤さんの所に会いに行って、お店の話をしていたのだ。

「さすがだね 店長は 行動が早いね それに、田中さんに頼み込んだんだから」

「それより、堤さんこそ、色々と根回ししてくださって、有難うございました」

「いいや 君の思っていたとおりになったんだね」

「はい 順調です あとは、資金を調達しなきゃ それと、新しいお店の設計 それで、堤さんに、まだまだ助けていただかないと いつも、甘えて、すみません」

「いいんだよ こっちも、やりがいがあるから それに、親方からも、出来るだけのことは、してやれって言われているから」

「その親方って言う人にも、一度、ご挨拶しなきゃぁね」

「なんで 何度かお店に行っているよ でも、マスターと顔を合わせても、覚えてないみたいだって言っていたけど 店長のことは、気に入っていてね いつも、明るく接してくれて、良い娘だなって言っていたよ でも、最近は朝の時間に行って、お茶を飲んでいるみたいでね 朝の女の子がお気に入りみたいなんだ」

「あっ 舞依ちゃんだ」

「そう、その舞依ちゃん あの子も可愛いよね 親切で」

「あー 有難うございます 私も、あの子が居てくれて、助かっています」

 その後も、いろいろと打ち合わせをしたが、堤さんも、実はこんなに大きいのは自分では施工したことがないので、仲間にも相談しながら進めると言って居た。私も、借入金のほうは、大丈夫だろうかと、それに、返済もあるし、不安も抱えていた。

 蒼が首を縮めて、寒そうに入ってきた。又、クリスマスと年末のことも考えて行かなきゃと、その時、思った。

「おすっ 待った ようだな」

「うん ぼーっとね いろいろ考えることあって」

「美鈴は、いつも、考えること多いからな」

「そんなことないけどね どう 会社のほう?」

「まぁまぁ 順調だよ 今は、ビーガン向けのものに取り組んでいる」

「そうか うちも そのうち、そういうの必要になるのかなー」

「この辺りの田舎じゃぁ まだまだじゃぁないの」

「あのさー 蒼に言っておかなきゃ と、思って お店のことだけど 隣の倉庫がある土地も借りることにしたの それで、お店、大きくしようと思ってるんだ」

「えぇー 又 それは、大変じゃぁないか でも、美鈴の考えていたことだものなぁー」

「反対じゃぁないの?」

「当たり前だよ 美鈴のやりたいことだろう 僕は、それにどうやって協力していくかだよ」

「蒼 ありがとね さっき、もらったティシュあげるね」

「おっ ありがと 宝物にするよ」

「やーだ 蒼 もっと いいもの もらってよー」

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