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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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 明璃ちゃんから、珍しく連絡があった。話したいことがあると言う。ごちそうしてよと言うので梅田の寿司のチェーン店に行った。相変わらず、フードに猫の耳が付いた三毛猫柄のポンチョみたいなのを着て、ミニスカートにロングブーツと目立つ格好で来た。

「向こうの方から歩いて来るバカが居ると思ったら、やっぱり明璃ちゃんだったか」

「バカって言い過ぎよ 蒼さん 可愛いって言ってよ こんなに可愛い子とデートなんだから 美鈴さんには、負けるけどね」

「あぁ 可愛いよ 昇二の気持がわかるよ」

 店に向かう時、手ぐらいはつないでよと言われて、仕方なくつないで歩いて行った。店に入ると、すぐにビール、ビールと言ってうるさかったのだ。

「ねぇ こういうのって 新鮮で面白くない? 初めてのデートでしょ 蒼さんと 美鈴さんに怒られちゃうかなぁー ドキドキするね 浮気みたい?」

「バカ 明璃ちゃんには、色気も何にも感じないよ 話って何なんだよ」

「うん あのね 美鈴さんが気にしていた妹さんのこと 私の親衛隊に調べさせたの そしたら、何となくわかったのよ 清音さんのこと」

「そうか それで、美鈴には知らせたのか」

「うぅん だから 蒼さんに相談なのよ あの娘、バイク仲間とつるんでいるのよね それも、あんまり、素行の良くないグループ そこのNo2の女になっているんだって 普段は、かつ丼のチェーン店で働いているらしいんだけど、独りで、アパート暮しみたいだって だけど、高校も行かなかったみたいで、男のところを渡り歩いているウワサもあるんだって 中学のときから、かなり、乱れているみたい」

「うーん そんなんなのかー」

「うん だからね そんなこと 美鈴さんに伝えても良いのかなって 蒼さんに相談しようと思って ただね、その清音って言う人 美鈴さんの妹さんかどうかわかんないんだよ 苗字も確かめられなかった だけど、清音って名前 そう居ないじゃぁない?」

「その話 美鈴には、ショックだろうな 元気にやっているか心配はしていたが、そんなんだとはなぁー 僕には、あいつが会いたいと思っているのか、現況だけがわかればいいのか、どっちか聞いていないんだ」

「私ね、お姉ちゃんとソリが合わなくて、いつもお姉ちゃんからあきれられているけど、だけど、お姉ちゃんはいつも私のこと見守っていてくれているし、私、お姉ちゃんと離れ離れになったとしても、会いたいと思う。清音ちゃんも同じ気持ちなんじゃぁないかなぁー。だけど、清音ちゃんからしてみれば、お姉ちゃんは裏切者と思って居るかもね、それと、今の生活を知ってほしくないという気持ちが‥清音ちやん 今の美鈴さんのお店のこと、知っているのかはわからないけど、仮に、会いたいと思っていても、自分からは会いたいと言えないんじ
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