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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
082話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その9
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たのかな……?




そうして外に逃げていく士郎さん達は突如としてお城から上がった光の柱を見て、遠坂さんを止めようとするが、遠坂さんは握りこぶしを作って手を震わせながら、

『私達は絶対に逃げきらなきゃいけないの……』

そう言ってまた後ろを見ないで走り出していた。
絶対に悔しいんだろうな。
自分のサーヴァントがやられるかもしれない瀬戸際だから余計にそう感じる。

だけど、突如として遠坂さんは足を止めた。
そして、腕を掲げて、その腕には令呪が宿っていたのか紋様が描かれていたけど、その令呪が綺麗に消えてしまった事その事実に、

「アーチャーがやられたか……てめぇとは決着をつけたかったぜ?なぁ、アーチャー……」

ランサーさんが悔しそうにそう呟いた。
確かにランサーさんにとって好敵手みたいな感じだったからね。

「でも、ここでアーチャーさんがどうやられたか見れないのもなんかモヤモヤするです」
「そうだね、ゆえー」
「イリヤさん、どうにかできないですか……?」
「あたしも気になるかも」

みんなが気になるところでしょうがないみたい。
そこで静観していた刹那さんとこのかがおずおずと、士郎さんとは別にこの世界を見せてくれているアルさんに話しかける。

「クーネルさん。イリヤさんの記憶を途中で見せる事ってできますか?」
《構いませんが、よろしいですか?イリヤさん》
「いいけど……待って。まずはシロウの聖杯戦争までの記憶を全部見終わってからでもいいかな……?」
《構いません。わたくしとしましても途中で他人の記憶に干渉するのは骨に来ますから》



そして記憶は再生されて、士郎さんはもう走れなくなったセイバーさんをお姫様抱っこして抵抗するセイバーさんを担ぎながらも、とある一つの廃墟が見える。
そこでセイバーさんを休める事になったんだけど、遠坂さんはここでなんとしてもバーサーカーを倒す事を決意していた。
方法はどうするのかという事になったけど、わたしとしてはここでエロイ事でもするのかなー?と期待したんだけど、


『セイバーに士郎の魔術回路を移植するのよ』


そ……ッッそう来たかぁ〜〜〜ッッッ!!

と、なんか変な武闘家の顔が連想されたけど無視して、そんな方法もあったんだね。
でも、

「魔術回路の移植って……そんな簡単にできるものなんですか?」

そんなネギ君の疑問に、

「できないことはないわ」

と、イリヤさん。

「でも、一般の魔術師にはお勧めできる提案でもないけどね……」
「と、いいますと……?」
「ネギ。考えてみなさい。たとえば魔術回路はこの世界では謂わば魔力タンクと同時に魔法や気を扱うためのキーのようなもの。それを他人に譲るものとなればそうな
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