第四章
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「店長さんと」
「うん、それでね」
「六時になってですか」
「お店が終わったら」
それからはというのだ。
「行こうか」
「わかりました」
あい実は誘われて嬉しい気持ちを隠してだった。
佐藤に応えた、そうしてだった。
まずは六時を待ち遠しく思いながらも働いた、そして六時になって。
店長にあがろうと言われるとそそくさと更衣室に入り。
着替えてタイムカードを押してから店を出た、すると店の出口に佐藤がいた。佐藤はあい実に言ってきた。
「じゃあこれからね」
「そのお店にですね」
「行こうね」
「それで何処にあるんですか?そのお店は」
「こっちだよ」
佐藤はあい実に微笑んで応えた、そしてだった。
あい実を店のある左右に店が並んだ横浜でも最も賑やかな商店街からだった。
黄金町の商店街の方に歩いていった、その近くには実はホテル街もあったがあい実はそこには佐藤は足を進めないので。
流石にそれはないわねと思いつつそれでもいいとも考えていた、そんな相反する思いを胸に抱いてだった。
彼の後をついていった、そのうえで。
その居酒屋に入った、そこはよくある様な内装の店で木造が如何にもだった。
その店に入ってだ、佐藤はあい実と二人用の席に向かい合って座った。そしてあい実にメニューを尋ねてだった。
お店の人に彼女のメニューを話して自分のメニューも話した、あい実はソーセージと枝豆で佐藤はホッケと冷奴だった。
酒は二人共ビールだった、それで二人で乾杯をしてだった。
ビールを飲みはじめた、そしてだった。
二人はそれぞれ注文したものを肴にビールを飲んでまずは世間のことやお店のことそれにあい実の大学のことをだった。
楽しく話した、そうしながら酒を飲んでいった。
ビールをジョッキでそれぞれ何杯か飲むと。
佐藤はあい実の目を見て彼女に言ってきた。
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