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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第104話:変幻自在の槍
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メデューサが杖の先端に魔力を集束させる。バニッシュストライクに匹敵する強力な魔法。
ガルドはそれが放たれる前に行動を起こした。右手に赤い指輪を嵌め、マイティガンランスのハンドオーサーに翳した。
〈ファイヤーエンチャント、プリーズ〉
右手をハンドオーサーに翳すと、槍の柄と穂先の接続部にある灰色の宝石が赤に変色し、槍の穂先が炎を纏う。
その状態で槍を両手で構え穂先をメデューサに向けると、穂先が二つに割れ砲口が開き、そこからメデューサが放とうとしている魔力球に匹敵する火球が放たれた。
「くッ!?」
先手を取られたメデューサは、僅かに遅れて魔力球を放つ。火球と魔力球はぶつかり合うと、一瞬拮抗した後大きな爆発を起こした。
ガルドはそのまま魔力を纏わせたマイティガンランスでメデューサに斬りかかった。炎を纏った斬撃がメデューサのファントムとしての体を焼きながら切り裂く。
「グゥッ!? えぇい、忌々しい!」
このままやられてばかりではないと、メデューサは蛇の髪でガルドを拘束しようとした。
それを見たガルドは右手の指輪を緑の物に変え、再びマイティガンランスのハンドオーサーに翳した。
〈サンダーエンチャント、プリーズ〉
今度は槍全体が緑の稲妻を纏う。その槍は振るわれる度に周囲に放電を放ち、見た目以上に攻撃範囲が広い。その広範囲攻撃により、メデューサの蛇の髪は一掃される。
「くっ!? えぇい!?」
接近戦では勝ち目はないと見て、メデューサは距離を取る。それを見ると、ガルドは今度は指輪を黄色に変えた。
〈グラビティエンチャント、プリーズ〉
「逃がすか!」
ガルドがマイティガンランスをメデューサに向けると、風も吹いていないのにメデューサの体がガルドの方に引き寄せられる。何が起こっているのか理解できず困惑するメデューサを、ガルドは容赦なく切り裂いた。
「がぁぁぁっ!? おの、れぇ!?」
攻撃されながらも反撃しようとするメデューサだったが、それよりも前にガルドが槍を振るうとその動きに合わせてメデューサの体が空中で振り回され放り投げられた。
地面に叩きつけられたメデューサ。その姿を見ながら、ガルドは4度目になる指輪の交換を行った。今度は青い指輪だ。
〈ブリザードエンチャント、プリーズ〉
右手をハンドオーサーに翳すと、槍が冷気を纏い周囲の水分を氷結させる。氷結した水分は穂先に纏わり付いて大きくし、あっと言う間に元の大きさの倍以上の穂先となる。
ガルドはそれを軽々と振り回し、そのリーチの伸びた槍でメデューサの体を切り裂いた。切り裂くと同時に、超低温の氷の刃が切断面を凍てつかせる。
「うぐ……く、そぉ……」
これこそがキャスタ
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