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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
安住の地を目指して…
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は可愛さで選ぶべきだろ。
ジジイはかわいいか?ロリは俺の専門外だ。
そもそも、見たその瞬間から「あ、コイツクッソ可愛いな」って思ったんだからそれでいいだろーがよ。

「好きだからお前を愛用した。ってか引きこもりたいお前にとっては迷惑この上なかっただろーけどな。」
「ううん、そんなことないない!評価なんて下から数えた方が早い姫をあんなに使ってくれたんだもん。他の人と違って、変わり者だなーとか、優しい人だなーとは思ってたけど。」
「変わり者で悪かったな。」

俺が質問していたのにいつの間にか俺が答える側に変わっているが、ここで小休止は終わりだ。
座り込んでいたが太ももをパンと叩いて立ち上がる。

「よし!休憩終わり!行くぞ!!」
「えっ早くない!?あと1時間くらい…。」
「うるせぇ!行くぞ!!」

俺だって死ぬほど休みてーわ。
けどここでダラダラしてたってだめだ。
野宿は避けたい。せめて日が暮れる前に屋根のある場所に泊まりたいんだ。

さぁ、気を取り直して目指すぜ東京!と決意を再び胸に抱いたその時だ。

「おーーーい!!!」
「…?」

声が聞こえた。
遠くの方から誰かの声、
いや、俺はこの声を知ってる気がする。

声のした方向に目を向けてみれば、数百メートルくらい離れたところから十数人くらいの集団がこちらに手を振っている。

「…。」
「まーちゃんどしたの?なんか苦虫噛み潰したみたいな顔してるけど。」

近付いてくる集団。
俺はこいつらを知ってる。
そしてクッソ会いたくないし話したくもない奴らだ。
彼らは俺の…いや、元クラスメイトの集まりだ。
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