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黄金バット 第四十話 フー=マンチュー博士舞鶴の巨人
第二章
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博士は中国拳法の構えを取りました、そのうえで最新装備と鍛えられた身体それに見事な指揮系統で戦う自衛隊の人達との戦いに入りました。
自衛隊の人達は確かに強いです、ですが。
「くっ、流石は魔人の一人だ」
「何て強さだ」
「我々が束になっても何とか持ち堪えられるだけだ」
「完全に足止めされている」
「岩の巨人まで向かえない」
「巨人はどうすればいいんだ」
「どうすれば戦えるんだ」
自衛隊の人達も戸惑ってしまいました、博士の相手は何とか出来てもです。
岩の巨人まではとても手が回りません、巨人は自衛隊の人達が博士に足止めされている間にも港に向かっています。
この状況に皆歯噛みするしかありませんでした、ですが。
「ハハハハハハハハハ!!」
「この声は黄金バット!」
「黄金バットか!」
「黄金バットが来てくれたのか!」
見ればです。
黄金バットが舞鶴の一番高い山の頂上に仁王立ちして両手を腰の横に置いています。黄金バットは巨人を見据えて。
そのうえで巨人に空を飛んで向かいました、自衛隊の人達はその状況を見て言いました。
「そうか、巨人は黄金バットが引き受けてくれるか」
「なら俺達は博士に専念出来る」
「巨人は黄金バットが何とかしてくれる」
「それならだ」
「ここは倒そう」
こう言ってでした。
自衛隊の人達は力を合わせて博士に向かいました、巨人のことが気にならなくなって博士との戦いに専念出来る様になり。
博士とは互角の勝負なりました、怪我をする人は出ますが死ぬ人は出ていません。そして。
巨体の拳や足で攻撃する巨人に対して空をひらりひらりと舞って攻撃をかわしステッキで一撃離脱を繰り返す黄金バットは。
巨人の一瞬の隙を見てでした。
ステッキの宝玉の部分を先にして巨人に対して突き出すとでした。
宝玉から虹色の光が出て巨人の額を撃ちました、すると巨人は忽ちのうちに光に包まれて消え去ってしまいました。
巨人が姿を消すと博士も歯噛みしてでした。
姿を消しました、黄金バットも博士が姿を消すと颯爽とお空を飛んで姿を消しました。自衛隊の人達はその姿を見て言いました。
「黄金バットのお陰だ」
「今回も助けてもらったな」
「巨人を倒してもらった」
「博士だけでも大変だったが」
「港を襲おうとする巨人を倒してくれた」
「本当によかった」
黄金バットが消え去った方を見て笑顔で言いました。
「黄金バットのお陰だ」
「今回も難を避けられた」
「我々だけではどうなっていたか」
「だがそこに来てくれた」
「黄金バットに感謝しよう」
「心からそうしよう」
そうしてでした。
黄金バットが去った方に敬礼して感謝しました、自衛官の人達として最高の礼儀を以てそうしました。
黄金
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