第一章
[2]次話
ダイエットもいいけれど
サラリーマンの武者小路雄太郎はかなり肥満している、背は一七三程であるが体重は百十キロを超えている。黒髪をセンターに分けて明るい顔立ちだが。
太っている、それでいつも汗をかいていて息も荒いが。
ある彼は職場で同僚達に言った。
「俺痩せるよ」
「ダイエットするのか」
「そうするのね」
「まあ太り過ぎはよくないしな」
「痩せた方がいいわね」
「だからこれまで電車で通勤していたけれど」
それでもとだ、武者小路は同僚達に話した。
「自転車で通勤して食事もね」
「唐揚げとかラーメンとかハンバーガー好きだけれど」
「それも変えるのね」
「うん、野菜とかお魚とかね」
食材から話した。
「アパート暮らしだけれど自分でちゃんと作ったものをね」
「食べてか」
「そっちでもダイエットするのね」
「そうするんだな」
「そしてね」
彼はさらに話した。
「飲みものもコーラやカルピス止めてお水やお茶をね」
「飲むか」
「カロリーのないものを」
「甘くないものを」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「痩せるよ」
「頑張れよ」
「沢山食べてもいいけれど内容が大事よ」
「あと運動は続けろよ」
「そうして痩せろよ」
「そうするよ」
友人達に約束した、そうしてだった。
武者小路はダイエットをはじめた、往復二時間のアパートから会社までの道を自転車で進んでだった。
食事もこれまでのカロリーの高いものから野菜や魚を中心としたヘルシーなものにして飲みものも水や茶に切り替え。
ダイエットに励んだ、するとみるみるうちにだった。
武者小路は痩せた、五月にはじめたが秋になる頃には。
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