048話 学園祭編 異変の兆候
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朝倉のカウントで、
『ネギ選手勝利!これで決勝への駒を進めました!!』
朝倉の実況を聞きながら、
「さて、それじゃ少しネギ先生を揉んできますか」
「頑張ってや、シホの姉貴!」
「うう〜、私も戦いたいアル。骨折が憎らしいアル!」
「それでしたら……」
そう言うとアルがご丁寧に治癒魔法をかけてあっという間に骨折を治してしまった。
「おー?治ってるアル!」
「これから彼女達と戦うかもしれないのですから骨折は不便でしょう?アフターサービスです。もし、無事にこの学園祭が終われたのならネギ先生と一緒にあなた達も私の住処に招待しますよ」
「良い事を聞いたでござるな」
「うむ♪」
「では、シホ。ほどほどにネギ先生と頑張ってくださいね?」
「わかってるわよ」
シホはそれで舞台へと向かっていった。
そんなシホの背中に悪魔の翼の幻影が映った事に対して四人は目を何度か見開いているが……。
それで楓はある事をアルに尋ねる。
「それで、クウネル殿はシホ殿の事を現状はどこまで知っているでござるか?」
「そうですね……悲しい出来事も含めて大まかにはもう知っています」
「そうでござるか……」
それ以上は楓も察したのか黙る。
古菲や小太郎も苦い顔になっている。
「あの悪魔はシホの姉貴がきっちり倒したんや。でも、なんやろな?このざわつく気持ちは……それにさっきの幻影は?」
「なんか気持ち悪いアル……シホがどこかに消えそうで」
「拙者達からすれば色々な意味で遠い存在でござるからな……」
「今は見守るしかないですね……いざという時は止めますので」
『さぁ遂に!遂に伝説の格闘大会「まほら武闘会」決勝戦です!!』
それでスクリーンにはネギとシホの映像が映される。
朝倉が色々と二人の紹介をしながらも、
『さぁ学園最強の名を手に入れるのはシホ選手かネギ選手か!?まずはシュバインオーグ選手の入場です!』
そしてシホが舞台へと無言で上がってくると、
『まずはこの人!シホ・E・シュバインオーグ選手!ここまでの試合すべてを可愛い虎のストラップのついた竹刀一本でなぎ倒してきた猛者です。他にも様々な動きを披露してこの決勝戦まで傷という傷を負っていません!その細腕のどこにそんな腕力があるのか!?
さぁ対するはわずか10歳でこの達人たちの間を勝ち上がってきた天才少年!噂の子供先生!!流派 八極拳・八卦掌の少年拳士……ネギ・スプリングフィール選手です!!』
二人の登場に会場のボルテージは最大限まで高まる。
シホとネギは無言で構えを取って今か今かと試合開始のゴングを待つ。
『両者、言葉は不要という感じですね! それでは始めさせていただきます!決勝戦最終試合…
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