暁 〜小説投稿サイト〜
ライブジャスティスシリーズ
十香スクライド/裏切りの二人
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
デウス・エクス・マキナの襲撃事件から2日


フラクシナス 隔離室

カリオストロ「ここに来て、まさか収容されるなんてね」
イースナ「信じないのも当然じゃ、敵幹部ともなれば警戒は尚更解けぬ」

2日間の間、隔離室でベッドと食事だけを与えられて自由を奪われた生活。
装備やタブレットも全て取り上げられ、何もするなと言わんばかりの待遇だ、少なくとも自分の要求に応えてくれるだけまだマシだが。


カシャッ!!

すると突然扉のロックが解除され、一人の精霊がやって来る。

イースナ「お主は……」

押収されたスペルキャスターとグラスギアを手にやって来たのは星宮六喰だった。

六喰「出てよいぞ」
カリオストロ「ええ!!」
六喰「現時刻を以って監察期間を終了とする、二人とも反逆の可能性もあった為にこの様な処置も必要だった、すまぬ」
カリオストロ「試されてたわけね、寧ろそこまでするなら納得だわ」
イースナ「確か第六の精霊……」
六喰「星宮六喰じゃ、一応お主らの監視官としてずっと様子を伺っていた」

六喰は二人にスペルキャスターとグラスギアを返却し、二人に告げる。

六喰「今後、お主らにはライブジャスティスの作戦に正式に協力してもらう。主に戦闘要員としてきっちり動いてもらうぞ、良いな」

二人はそれを承諾し、六喰にミーティングルームに案内された。

ミーティングルームに集まったヒーローたちの前には大きなプロジェクターが張られており、これから行われる事を察する。

カリオストロ「あーしが奪った情報を公開するようね」

情報ファイルを凝視すると後ろから銃型の指を突き付けられる。

クリス「こうしてお前と手を組むとはな、錬金術師の端くれ」

背後に居たのは雪音クリス、同じく神堂慧理那が立ち会う。

カリオストロ「本気で対立するつもりは無いけど、信じてくれない?」
クリス「いや、六喰の判断したのならあたしはそれを信じる」
慧理那「私もイースナちゃんを信じる、今は少しでも味方が欲しいから」

歪な形である物のお互い信じる方針を取る。

そしてミーティングルームに令音たちがやって来るとカリオストロのタブレットを接続し、ミーティングが始まった。

令音「これから見て頂くのは、デウス・エクス・マキナのレイオニクス計画の全貌です。一部心臓に悪い実物写真が存在しているのでお覚悟を」

そして液晶に映し出されたのはDNAの構築資料だった。

令音「これは一般的な人間のDNA、そしてこれがレイオニクスのDNA。どちらとも基盤構造が一致せずとても地球の生物とは一線を画す情報量です」
カリオストロ「本来ならこの遺伝子情報じゃあ、ほとんど合致する生物は地球上に存在しない、言わせてみれば水と油の関
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ