047話 学園祭編 楓との試合
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なに?」
それでエヴァが胡乱げにシホを、そしてアルを交互に見ながら、
「まさか宝石剣を使ったのか……?」
「ふむ、宝石剣とはなんでござるか……?」
「お金関係のものアルか?」
そこに首を突っ込んでくる古菲といつの間にか戻ってきたのか楓が聞き耳を立ててきていた。
シホはどう説明したものかと思ったが、エヴァが律儀に簡略的に説明してしまった。
「なんと……シホ殿はそんな能力も持っていたでござるか」
「まさにサポートも完璧アルな。まさか並行世界の光景を見せる事ができるとは……うはーでアル」
お手上げといった感じに古菲は折れていないほうの片腕を上げていた。
楓も「役者が違うでござるな」と素直に感心していた。
「しかし、そうなるとシホは決勝ではナギにはならないのか?」
「そうだね。ネギ先生も私自身と戦いたいって言っていたし、ナギの件は後程に改めてお願いしますって……そうよね?クウネル」
「はい。私としましては決勝戦でナギにコテンパンに打ちのめされるネギ君も見たい気持ちはありましたが……」
「わー……性格悪いアル」
「マ、コイツ的ニハ自分デ実行デキナイ以上ハ楽シマネェトナッテ感ジカ」
「まぁそうだろうな……さて、ではぼーやは刹那とはどんな勝負をするのか」
それで舞台を見れば精神統一を終えたのかネギが刹那とともに舞台へと上がっていく姿が見られた。
刹那は自然に、対してネギはまるで最初の試合かの様にガチガチになっていた。
「ありゃ? ネギ坊主、少し硬いアルネ」
「緊張しているのかはたまた……そういえば、ネギ先生と言えばアスナ達は?見ないけど」
「あぁ……そういえば先ほど美空達がやってきて高畑先生を救出するとかで数名で地下に潜っていったアルよ」
「そうなんだ? そりゃまた余計な手間が増えたわね……」
そう言うシホに古菲は「それはまたなんで?」と言った顔になっていて、
「タマモの使い魔達に超の施設を隈なく散策してもらっていて、タカミチも捜索してもらっているわ。ちょっとごめん……」
シホはタマモに念話をする。
少しして、
「タカミチはもう発見しているみたい。ついでになにやら重要な施設も発見したとか。なんかアスナ達や美空が田中さんの大群に襲われているとか……田中さんってあのロボット?」
タマモの情報により、その場に微妙な空気が流れたとか……。
ともかくネギと刹那の試合が開始されようとしていた。
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