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吸血鬼になったエミヤ
047話 学園祭編 楓との試合
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今の光景は内緒ですよ?と言わんばかりにジェスチャーした後に一瞬で姿を消した。



………………



「ふぅ……最後は少しひやひやしたネ」
「そうですねー……まさか気づかれているとは」
「あの調子だとシホさんにも気づかれていたのカナ?」
「どうでしょー……?」
「しかし、シホさんの能力の一つである『並行世界の運営』……すごいネ。並行世界の、しかもかなり限定的な光景だけを指定して切り出してネギ坊主に見せるだなんて……。だが恐らくそんなに連発は出来ないと見たネ?この学祭で魔力が満ちているから準備もなしに出来たと思うヨ」
「多分そうですね。もし無制限でしたら私達もきっと手が負えませんからー」
「そうネ。あれは並行世界から魔力も持ってこれるという話は茶々丸の聞いた話から知っているが、それは恐らく攻撃にも転用できて条件が揃えば無限の魔力も……という事にも使える……かなり恐ろしいネ。シホさん自身も実力は相当のものだというのは折り紙付きネ。ホントに敵にはしたくないヨ……どうにかこの学祭だけでも邪魔されないようにしないと計画の失敗は必須ネ」
「どうにかできればいいんですけどねー……」
「考えねば……」

それで頭を悩ます麻帆良の頭脳である天才二人がいたとかなんとか。
しかし、その天才二人もまさかシホ(厳密に言えばタマモ)に逆に手玉に取られているとは思うまい。

「(お母様、ビンゴです。お二人を発見しました)」
「(わかりました。そのままずっと張り付いていてくださいね、琳ちゃん♪最悪憑依して着いていてね?)」

二人の背後にはタマモの使い魔である管狐『琳』がずっと無言で二人に気取られずに張り付いていたのだから……。
そして他の三匹も今頃施設をくまなく冒険もとい探索中である。
焔と刃の二匹は「なにかたくさんのタームネーターや巨大なロボット発見したー」とキャッキャと報告してるし、雅は「高畑先生を発見……現在、脱出したのか移動中。尾行します……」と普段通り冷静に判断してタカミチに付いて行っている。お供のちびせつながキョロキョロと周りを気にしているが気づかれていない。
同じ使い魔でもレベルの差が天地ほどにありすぎるのだ……。

超ははたしてどうなるのかはわからない……。
タマモはタマモで当分は泳がせるのもありかなと思っている。


そして、そんなタマモとは関係なくタカミチを探すために来たという美空とココネがエヴァとの話で少し不安定ながらも気丈に振舞っているアスナ達と合流して地下に潜っていったとかなんとか……。






◆◇―――――――――◇◆




場面は戻り、シホと楓の試合になる。

「そういえば、シホ殿とはこうして相まみえるのは初めてでござるな?」
「そういえばそうね。別段争
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