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レーヴァティン
第二百二十三話 奥羽に目をその一

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                第二百二十三話  奥羽に目を
 久志は英雄に三国平定のことを話した、二人は今は大学の食堂の一つカレー用のそこにいてカレーを食べながら話している。
 その話が終わってだ、久志は言った。
「それで今俺達はな」
「政に専念しているか」
「ああ、暫くはな」
「内政だな」
「それだ、軍も拡充させて」
「教育も道や橋、港もだな」
「整えてるさ」
 こう英雄に話した。
「農地もな」
「そちらもだな」
「拡大していい作物を植えさせてるさ、家畜もな」
 これもというのだ。
「牧場を増やして」
「そしてか」
「肉に皮、毛に卵にな」
 それにというのだ。
「乳をな」
「どんどん作らせているな」
「そうしてるぜ」
「何かと大変だな、そちらも」
 英雄はポークカレーを食べつつ応えた、見れば久志はビーフカレーを食べている。日本で最もオーソドックスなカレーを。
「何かと」
「まあな、けれどな」
「やるべきことだからか」
「やっていってるさ」
 こう久志に返した。
「俺達はな」
「そうだな」
「それでそっちはどうだ」
 久志は英雄に問うた。
「一体」
「俺達の方はか」
「ああ、そっちも大変だろ」
「関東を手に入れたからな」
「そうだよな」
「暫くそちらの政に専念していたが」
 それがとだ、英雄はカレーとご飯を食べつつ言った。
「それが整ったからな」
「だからか」
「次の行動に移った」
「やっぱりそうなるよな」
「関東を掌握したことは大きかったが」
 それでもとだ、英雄は話した。
「それで終わりではない」
「やっぱりそうだな」
「そちらと同じだ」
 西の浮島と、というのだ。
「やはりな」
「やるべきことが多いよな」
「それで今からな」
「そのことを話してくれるか」
「俺達がどうだったかな」
「宜しく頼むな」
「ではな、それとだ」
 ここで英雄はこうも言った。
「この食堂のカレーだが」
「美味いな」
「前から美味かったが」
 それでもというのだ。
「最近さらにな」
「美味くなったな」
「作っている人の腕が上がったみたいだな」
「そうだよな、特にな」
 久志もビーフカレーを食べつつ話した。
「俺が今食っているビーフカレーがな」
「美味いか」
「最近カレーに凝っててな」
 それでというのだ。
「ここのカレー色々食ってるが」
「ビーフカレーでなくか」
「お前が食っているポークカレーにしても」
 そのカレーもというのだ。
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