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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十六話
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な事を叫びながら何度も何度も振り下ろす。

あとやっぱり忍野扇が差し向けていたようだ。

「そこら辺にしとけよ」

追跡者の肩を叩く。

驚いた追跡者は咄嗟に俺にもゴルフクラブを振るったが、素人の一撃程度余裕でつかめる。

ゴルフクラブを動かそうと頑張っているようだが、常人ではな。

「織斑一夏! お前も貝木を捕まえに来たんだろ?」

「おいおい。重症じゃないか。少年院は免れられないぞこりゃぁ」

「聞いてるのか織斑一夏!」

「捕まえるのは貝木じゃなくて君になりそうだ。知ってるか?現行犯なら私人逮捕できるんだぜ」

「うるさい黙れぇ? お前も貝木の仲間だったんだな? お前らのせいで!お前らのせいでぇ?」

ゴルフクラブから手を話した追跡者が殴りかかってくる。

それを掴み、力の流れのままに投げ飛ばす。

多少の衝撃緩和と頭部保護はしてやったが、受け身も取れず地面に叩きつけられた追跡者は立ち上がる様子がない。

辛うじて気絶はしてないようだ。

「人を呪わば穴2つ。いい勉強になったじゃないか」

倒れた追跡者に背を向け、貝木のもとへ。

「生きてる?」

わずかに眼球を動かし、恨みがましくこちらを睨む。

「再生、キャスト」

貝木のエイドスをバックアップで上書きする。

骨折、出血などの各種外傷が修復され、一分前と同じように修復される。

しゃがみこんで、問いかけてみる。

「おはよう。気分は?」

「…くたばれ」

のそのそと立ち上がった貝木が殴られた腕や頭を確認する。

「傷は全部治した。魔法でね」

すごくしかめっ面で俺を見下ろしている。

「…」

「治療費はいらない。俺がお前を呼びつけた事が原因だからな」

ポケットから今回の、蛞蝓豆腐の術式提供の後金を取り出す。

「これ。蛞蝓の代金」

「それは?」

「純金のキログラムインゴット。俺達は電子数学の財宝と呼ぶ重金属合成技術で作った純度100%の金だよ。他にも銀やプラチナも作れる」

鈍く光りずしりと思いそれを差し出す。

腰を屈めて受け取った貝木の手が少し沈む。

「重いっしょ、それ」

貴金属のインゴットというのは価値はあるが手放すのに苦労する物だ。

それも金インゴットともなれば重いわ換金所は足が付くわで面倒極まりないのだ。

立ち上がって、貝木に背を向ける。

「じゃぁ報酬も払ったし俺はこれで」

「そこのガキはどうするんだ」

「人を呪わば穴2つ。なぁに放っとけばいいさ。人は一人で勝手に助かる物だからね」

友人である千石を呪った男を助ける義理はない。

俺は暦さんほど博愛主義者ではないのだ。



「じ
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