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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十六話
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れる事は好ましくなく育さんは数日に一度北白蛇神社へ戻らねばならず不便だ。

更に臥煙に目をつけられる可能性もある。

「え? 私はこのままでも困らないよ?どうせ大学もこの町だし」

「育さんがそのままで居たい気持ちはわかるけど、俺達からするとあんまり好ましくないから」

「んー……。一夏くんがそう言うなら仕方ないかなぁ」

育さんが過去欲していた、そして今手放したくない物は【特異性】だ。

自分の想い人や妹は人ではない。

そして想い人が護るモノも惹かれたヒトも今や人ではない。

そうなれば自分も、と思うのは至極当然だろう。

「ただ、この方法で貴女から札を取り出しても貴女は元の普通の何の変哲もない人間には戻れない。
一度でも神と化した貴女は強力無比な神通力や神使としての義務が残る。
力の使い方や儀式の方法は箒に教わるといい」

ソファから立ち上がり、二人に歩み寄る。

「少し痛いかもしれないけど我慢してね育さん。あと、絶対に邪魔するなよ甥よ」

とりあえず暦さんには注意しておく。

「邪眼開放」

事象干渉力は抑えたまま、吸血鬼としての自分を開放する。

貝木から聞き出した蛞蝓豆腐の術式を展開。

そのまま、育さんの額に人差し指で触れる。

「っ?」

育さんがうずくまり、胸を抑える。

酷く咳き込んだあと、蛇神の札を吐き出した。

蛇に?化していた髪が元に戻り、神性が半減する。

半減である。

吸血鬼の本領を発揮した催眠でこの程度か。

俺の予想では残って5%くらいだと思ったんだが。

やはり育さんの中に異常でありたいと願う心があるせいなのか。

「これにて一件落着。だね」

札を拾い上げ、魔法できれいにしてから暦さんに押し付ける。

「二度と使い方を、保管方法を間違わないように。今回の一件の全ての根源は貴方だ。誰がどう弁護しようと貴方の責任で起こったことだ。
誰が、どう言おうとだ」















暦さんの家を後にし、呼びつけた貝木との待ち合わせ場所へ向かう。

前金は術式を教わったときに払ったが、ちゃんと発動するのをみてから残りを払う契約だ。

待ち合わせ場所へ向かっているのだがどうやら貝木のやつ付けられてるようだ。

追跡者の手にはゴルフクラブ。

おうおう殺意満々じゃないの。

貝木のエイドスを先にフルコピーしておく。

人気のない住宅街でようやく二人を視界に収めた瞬間、追跡者が走り出した。

その足音に貝木が振り返るがもう遅い。

咄嗟に腕でガードしたが、鈍く嫌な音がした。

怯んだ貝木をゴルフクラブで殴る殴る殴る。

死ねだの殺してやるだの物騒
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