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Fate/WizarDragonknight
ラプラス
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「ムーが無くなったところで、何も感じやしない」

 スターキャリアーの先が描く、不思議な紋章。彼の衣服の胸元に付いているものと同じものが、光となって現れた。

「ムーの誇りは、常にオレと共にある」

 それは、一つ、また一つと増えていく。あたかもソロを四方で包む形になる。
 ソロが両手を広げると、四つの紋章が回転を始める。

「オレは、ムーの誇りのために戦う。キサマらのような奴らに、ムーの誇りを汚させないために……」

 そして。

「電波変換!」

 彼を包む、紫の柱。そして、最後に今一度大きく現れる紋章。
 それが途切れると、ソロの姿は大きく変異していた。
 黒いボディを持つ、紫の右手を持つ戦士。あらゆるコミュニケーションを拒絶するように、その目を紫のマスクで隠した戦士。

「ブライ……!」

 それは、古代文明ムーの戦士。
 かつて、可奈美やハルトをも寄せ付けない力を発揮した猛者である。
 彼は、ラプラスソードを構える。

「好きな方を選べ。そいつを渡すか、ラプラスの剣のサビになるか」
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