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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
二人の幼馴染!
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せん」

 う〜ん。どうやら、ぼけっとしてたようだ。
 今回叩かれたのは俺一人。つまり清香はちゃんと授業を聞いていたってこと・・・

 「ふぅ、当てられなくてよかったぁ」

 前言撤回。
 清香も聞いてなかった。

 おいおい、俺だけ怒られてますよー。千冬さーん、清香も聞いてなかったみたいですよー?
 まぁ、そんなことは口が裂けても言えないか。
 女を売る男は最低だ。うちの家族の教え的に。

 「・・・ということで、アラスカ条約によりISの軍事利用は禁止されています。ISがスポーツとして見られている今の情勢は、このときから出来始めたんですね」

 黒板、というか電光掲示板?に目を向けると、山田先生が授業をしている。
 当たり前か、授業中だもんな。
 今、先生が話しているのはISの歴史みたいなもんだ。
 いつ世間に認められて、どんな事件があって、どんな条約が結ばれて、そして今現在があるのか。
 教えられなくても、俺らの世代なら皆知っている事実を改めて確認する。
 それはここがIS学園だからだろう。
 正しい歴史を正しく教えていくのが、歴史に学ぶってことだろ。
 過去の過ちを繰り返さないように教訓にしてな。

 そういう面で、歴史を学ぶことは良い事なんだと俺は思う訳で。

 「・・・相川」
 
 「はい!今はモントグロッソ条約で、絶対防御の有無についての話をしていました!」

 「ふん、いいだろう」

 く、くそっ!気が抜けねぇ・・・。
 完璧に千冬さんにロックオンされてやがる。
 これは、結構厳しいぞ。

 ふと一夏の方に目線を向けると、大変だなって顔で笑いかけられた。
 いやいや、お前に微笑まれても嬉しくないわー!
 箒。箒さんはどうだ!?
 あ。なにやってんだコイツ、みたいな目で見られてる。

 ・・・・へこむわー。

 「はぁ、集中しよ」

 「最初からそうしないとだめだよ〜」

 俺の決意の呟きにかぶせ、前の席から聞き捨てならない言葉が聞こえてきた。

 「最初からね。・・・当てられなくてほっとしてたのは誰だったかな?」

 「ぎく。・・・拓夢君、内緒でお願い」

 「あぁ、わかってる「仲がいいんだなお前達」って・・・」

 パパァンッ!!

 「「ぎゃんっ!?」」

 「・・・忠告はこれが最後だと思え」

 最後通告。
 そのときの千冬さんは、とてつもなく怖かった。
 視線で人が殺せるのかと、本気で思った瞬間。まさに命の危機だ。

 (二度と授業中の私語はやめよう・・・)

 俺と清香は心に刻み付けたのだった・・・・・。
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