暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
二人の幼馴染!
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 「箒!」

 俺は自己紹介が終わると直ぐに、彼女の元へ向かった。
 一時間目の授業が始まるまで時間が無いけど、すこしでも話がしたかったから。

 なにせ、6年ぶりの再会なんだ。

 「・・・久しぶりだな、拓夢」

 「ほんとだよ久しぶり!元気してたか」

 「あ、あぁ、問題はなかったぞ。それより、拓夢こそあのあと何も無かったのか?」

 「そこんとこは大丈夫!再発もないし、元気にしてたわ」

 「そうか。よかった・・・」

 「おう、ありがとな心配しててくれて」

 にひっと自然と笑みが浮かぶ。
 箒。篠ノ之箒。
 篠ノ之束の妹にして、俺と一夏の幼馴染である少女。
 6年前に離れ離れになったきり、連絡すらとれなかったのが嘘のようだ。

 久しぶりに話すもんで、俺も箒も少し戸惑った感じがあったけど、それもまた新鮮に感じる。

 「む、そろそろ戻った方がいいのではないか?」

 「ん?あ〜、そうだな。箒、またあとで」

 「うむ、また後でだな」

 織斑先生の視線が痛い。
 そそくさと席に戻ることにした。

 それにしても、外見的には変わったみたいだけど、内面は変わってなかった。
 恥ずかしがり屋で気が強い、幼馴染は健在ってな。

 「拓夢君や」

 「なんだね清香さんや?」

 「篠ノ之さんとはお知り合いなのかね?」

 「あー、うん。幼馴染ってことでいいのかな?」

 「ほほう、それはそれは。・・・もしかして、好きだったり?」

 「ちょっ、いきなりだなぁ。確かに好きだけど」

 「うわっ、ほんとに!!?」

 「食いつくなぁ。いやいや、好きって言っても恋愛とかじゃなくてな」

 「なぁ〜んだ、違うのかー」

 「おいおい、一気に聞く気なくしましたね?」

 「だって、どうせ家族愛的なこと言うんでしょ?」

 「・・・良くお分かりで」

 「ふっふっふ、この相川清香を甘く見てもらっちゃこまりますよ?」

 「あ、授業始まるわ」

 「ほんとだー。また叩かれたくないから静かにしないとね」

 「あー、そうだなぁ。痛かったもんな」

 「「はぁ・・・」」

 二人揃ってため息。
 なんだかんだで、清香とは話が続きやすい。
 テンポがいいのか波長が合ったのか。
 聞きにくいことをズバッとくるその性格がいいのか。
 理由は分からないけど、仲がよくなったとは思う。

 うん、なんだかんだでIS学園。
 楽しくなってきたなぁ。

 「・・・で、聞いていたか相川?」

 「え?な、なんですか?」

 パァンッ!!

 「痛いッス!」

 「教師の話はちゃんと聞け、馬鹿者が」

 「す、すみま
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