044話 学園祭編 真価と傷、一回戦の終わり
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はもうただの傍観者でしかないのですから。助言くらいはいいでしょう?エヴァンジェリン……?」
「別に構わんが……カグラザカアスナになにを仕込むつもりだ?」
「フフフ……いずれあなたにもお教えします。シホ……ですので口出しは無用ですよ?」
全員の視線がシホに刺さる。
存外に話せ!と言われているようで、
「今は私もまだ話せない……ごめん、みんな」
そう力なく言葉を零すしかできないシホであった。
なんか釈然としないものの、頭が悪いのでどうすればいいか分からないアスナは今は保留にすることにして、
「そっか……いつか教えてねシホ!」
「ええ、アスナ」
シホも申し訳なく言葉を返した。
「アスナさん。いま、あなたは力が欲しいのでしょう?ネギ君を護るために……。私が少し助力します。もう二度とあなたの目の前で、誰かが死ぬことのないように……」
そう伝えてアスナと刹那を送り出した後に、シホはアルの隣に立ち、
「クウネル……アスナの事、どうする気?」
「どうもしませんよ。ただ、今のままではネギ君に着いていけないでしょう?」
「そうだけどさ……」
「ええい!二人だけで意味深な会話をするな!!」
シホとアルの会話がじれったいためにエヴァが食って掛かる。
「エヴァンジェリン……賭けをしませんか?」
「賭け、だと……?」
「はい。もうシホからナギの事に関しては聞いているのでしょう?」
「まぁな……生きているのだろう?」
「ええ」
外野から「ホンマあるカ!?」「これは朗報でござるな」とうるさいがここは放置する。
「アスナさんの情報などどうでしょう?」
「あまり魅力的ではないな。聞こうと思えばシホからも聞き出せるしな」
「まぁそう言わずに……それでしたらあなたの知りたい情報などを話せる分はお教えしましょう」
「言ったな……?」
「ええ。ですが……アスナさんが勝ちましたらエヴァンジェリン。あなたには次の試合に」
ポンッ!とその手に出したるは『スクール水着(エヴァの文字の刺?入り)』。
「これを着ていただきます」
「ふざけているのか!?」
「いえいえ、存分に本気ですよ」
それを聞いてカモミールが「なっ!?スク水だとぉ!!」と鼻息を荒くして反応している。
それをシホが「カモミール……?」と爪を鋭くさせて威嚇するが、
「シホの姉さん!ここは引けねーぜ!」
と謎の気合を入れているのでシホも諦めた。
アスナと刹那の試合は意外にもアスナが善戦していて、その都度にアルが念話でアスナに色々と吹き込んでいる。
アスナもアスナでちゃっかりタカミチの使う『咸卦法』を発動して身体能力をブーストしていたり。
「…………使えたんだ」
「ええ」
短いやり取りのシホとアル
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