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それだけは苦手
第一章
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何があったの!?」
「何か出て来たの!?」
「ムカデエエエエエエエエエエエ!!」
 驚くクラスメイトの前でこう絶叫してだった。
 友香はその場で卒倒して倒れ込んだ、その彼女を見てだった。 
 クラスメイト達は自分達の前にいた一匹のムカデに気付いて話した。
「ムカデ?」
「ムカデじゃない」
「原っちひょっとしてムカデ苦手?」
「そうなの?」
「とりあえず原っち気絶したし」
「介抱しないとね」
「そうよね、まずはね」
 気絶して目を回して仰向けに倒れている友香を見て話した、そしてだった。
 友香を介抱して事情を聞くと友香は項垂れて話した。
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