暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
二人の男性操縦者!
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のは、前世の記憶が有る云々を正直に皆に話したせいだ。

 そんなこんなで現在。
 俺と一夏は教室のドまん前、それも真ん中で肩身の狭い思いをしていた。


 IS学園。
 そこはISをまなぶために設立された教育機関であると同時に、治外法権が認められている独立した空間。
 島を一つ丸ごと学園にしたというとんでも設計に、各国からいろいろな少女が集められるシステム。
 そして、どの国も干渉できない決まり。
 まさに、ISのためだけに設立された研究機関のようだ。
 俺のイメージは大型の実験施設である。
 
 まぁ生徒の身の安全はこれ以上無いというくらい保障されているし、飯も美味いし寮も綺麗だ。
 一夏はこれなかったが、俺は事前に下見に来ていた。
 そのときに見学したのだが、IS学園の本気を見せ付けられた感じた。

 時間をみると、そろそろ最初のHRが始まる時刻。

 周りで騒いでいた女子も、各々席に着き始めている。

 「あ、あの・・・」

 そして、俺にも声がかけられた。

 振り返ると、薄紫よりは青色に近い髪の女子生徒の姿が。
 たぶん日本人、顔立ちからしてそうだ。
 でも、なんで黒髪じゃないんだろうか?
 多国籍で色んな人がいるIS学園じゃ色髪も珍しくないけど、むしろこの子には似合っていると感じる。
 
 ・・・、そうだ返事。

 「ん、なにかな?」

 きっと何か聞きたいことが有るんだろう。
 一夏じゃなくて俺に声を掛けてきた意味は、なんだろうか?

 「そこ、・・・私の席です」

 「へ?・・・・あ、ああ!ごめんごめん!」

 とんだ赤っ恥だった。
 座席表をちら見した一夏がどまんなかに座って、その隣が空いていたから。
 てっきり俺の場所かと思っていた。
 
 「おいおい拓夢。お前、座席表くらい見ておけよ」

 元凶と思われる一夏は、あわてる俺を見てにやけながら、そんな事を言ってくる。
 コイツ・・・ッ、誰のせいで間違ったと思ってるんだ!

 完全に自業自得なのは棚に上げておきたい。

 「じゃあ、俺の席は・・・と」

 とりあえず立って、椅子を引いて彼女を座らせる。
 なにやら顔を赤くしてたみたいだけど、そんなに怒ってるのだろうか?

 『あ、あの子ずるい・・』
 『私も隣だったらよかったのに』
 『あの人、執事さんみたい・・・ッ』

 再びざわざわとなる教室。
 時折、女子特有のくすくす笑いまで聞こえてくる。

 うわ、これは恥ずかしい。
 早く席見つけないと。

 そんなとき、女神が降臨した。

 「相川くーん、こっちこっち!席、ここだよ〜!」

 名前を呼ばれた。
 教室の廊下側一番前。そこは小中と俺の指定席
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