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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
二人の男性操縦者!
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 「なぁ一夏」
 
 「なんだ拓夢」

 「これはなんて苦行だ?」

 「・・・知るか。俺も聞きたいぞ」

 「そうだよな」

 「あぁ、そうだ」

 「「・・・はぁ」」

 女子に囲まれた教室の一角。
 そこで男二人、諦めた雰囲気でため息をつく者達がいた。
 というか、俺と一夏だった。
 

 いきなりため息をついてしまった。
 暗い雰囲気では駄目だ、気分を切り替えよう。



 俺が一週間と二日、意識を失って入院した事件から7年の月日が経った。
 あの後、俺が起きたことを知った一夏と箒に泣かれ、後からきた両親に泣かれ、俺も貰い泣き。
 涙ダラダラで再開を喜んだ俺達は、無事家に帰れることになった。
 もともと外的要因もなく、精神的な症状に見られたことから原因は不明だったそうだ。
 その後一ヶ月の通院と検査をへて、晴れて完治したといわれたときは喜んだもんだ。

 ISが世間に認知されてからというもの、世界は大きく変化した。
 アラスカ条約に基づき、ISの軍事利用が禁止される。
 篠ノ之束。
 箒のお姉さんの手により世界各国に467個のコアをばら撒かれ、ISの研究が盛んに。
 父さんの出版社も、その影響を受けてISをモチーフにした漫画が多く出されることになった。
 ISは女性にしか動かすことが出来ない。
 その事実が、世間の風潮を女尊男卑に傾けていったことにより、男は肩身の狭い思いを味わうことにもなる。
 もちろん、ウチではいつもと変わらずラブらぶな日常があった。

 要人警護プログラムだかなんだか知らないが、箒とその両親が引き離され、どこか遠くの町へ行ってしまった。
 プログラムのために、手紙を出すことも出来ない。正直辛かった。友達がいなくなるのは。

 俺と一夏は変わらずの日々を送り、中学校で五反田弾、鳳鈴音、御手洗和馬という親友を得た。
 妹が反抗期すら迎えずに、デレデレで心配をしつつ嬉しく思ったり。
 父さんと母さんが三人目を作ろうとしていたり。
 五人でバカやって、はしゃいだりしていた。

 そして迎えた受験の日。
 俺と一夏は藍越高校に入学するために、試験を受けに行った。
 そこで、どういうわけか一夏がISに触れてしまい起動させる。
 近くにいた俺は、一夏と共にお偉いさんに引っ張られ、検査を受けることに。
 そして何故か検査の結果、俺にも適正があることが判明。
 まさかの事態に政府は混乱。
 全国で一斉に、男がISを使えるかのテストが行われた。
 だがしかし、判明したのは俺と一夏しかISを使えないという事実。

 まぁ薄々分かっていた、この結果は。
 一夏はともかく、俺まで束さんに目をつけられていたし。
 きっと束さんに目をつけられた
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