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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
葛城舞という男の娘(おんな)の話
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感じに身体が火照ってきた。

「ねぇ、お栄ちゃん。」

着物の裾を引っ張り、お栄ちゃんの肩に身を寄せる。

「…なんだい?"マゾ犬"?」

僕のことをそう呼ぶということは、僕の意図を理解してくれたということ。

こうやってする時は、いつもお栄ちゃんからやってくるけど、たまにはこうして僕からも誘いたくなる時はある。

「その…シたいなって。」
「シたい?何をだい?」
「その…えっち。」

お栄ちゃんは意地悪そうに聞く。
分かってるくせに。わざとそうやって聞くんだ。
さらに、

「えっち…か。マゾ犬はどうされるのが好きなんだっけか?」

こと細かく、ニヤニヤしながらどうされたいか聞いてくる。

「その…いじめられたり…。」
「いじめられる?どんな風に?」
「キ、キスしながら乳首とか…カリカリされたり…耳とか舐められながら、亀頭だけを擦られ続けたりとか…あとおしりも」

といいかけたところで、僕の唇に人差し指が当てられる。

「ふふ…よぉく言えた?百点満点サァ?」

そうして抱かれ、押し倒される。
着物を脱ぎ捨てられ、僕は今日もお栄ちゃんにいじめられる。
ここがどうであれ、なんであれ、この僕、葛城舞という男の娘は、

「覚悟しろよマゾ犬?今日もたぁっぷり、俺の気が済むまでぐっちょぐちょにしてやるからナ?」

葛飾応為…お栄ちゃんにいじめられるんだ。


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