剣〜
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しそうだ・・・
「・・・雪山か・・・」
「・・・そっちも思うとこあるのか?」
咲に言われ、そっちを見る。
「・・・ああ。テイルズの世界で雪山・・・の中の洞窟みたいな場所で椿に会ったんだ。そこで初めて、アイツと話せたんだ。好き好んで破壊者をやってる訳じゃないことも・・・」
「そうか・・・俺は二重の記憶喪失でな。五十嵐咲の記憶はあれど、アビスのサキの記憶はなくしたままだった。・・・だけど、敵の幹部と雪山で戦って・・・その時、記憶が戻って、更に相手の幹部が・・・実の姉だった・・・ショックが強かったな・・・あ、それとリパルと仲直りした場所でもあるな」
『あの時は、大変だったッスね』
「・・・じゃあ、この雪山には何があるんだろうね」
「・・・この世界には何処だって“何か”あるだろ」
「はは・・・まあな」
その時、咲が何かあったのかメニューを開く。
「あ・・・そう言えば詠に言ってなかったな・・・」
「(・・・亞莎に知らせておくか)」
俺もメッセージを亞莎に送る。返事は・・・“気を付けてください”の文字が目立って見えた。
「(・・・あ)」
待つのは・・・とても辛い事だ。それなのに俺は・・・何時も待たせてばかりだ。今だって・・・亞莎はこうして知らせられても・・・蓮華達は・・・
「・・・咲、必ず皆を連れて帰ろうな」
「へ?・・・あ、あぁ」
きょとんとする咲よりも速く進んでいく。頑張ろう、帰る場所へ帰る為に。約束を果たす為に。
咲〜
あれからしばらくして、村に到着した。・・・なんか、途中から亮が色々考えが纏まったのかめっちゃ勢い良かったんが・・・
「んで、フラグ立てはどうするんだ?」
亮が聞いてくる。それに対して・・・
「・・・知らない」
「はぁ!?」
「し、仕方ないだろう?俺は武器系の素材いらないし・・・」
リパルが居れば基本的に事足りる。あくまで“ある”情報を得ているだけなので、フラグ立てまで興味が行かなかった。
「村長から話を聞けばいいのか、それとも+アルファで何か必要なのか・・・」
俺が考えながらリパルに聞く。
「リパル、リズの位置は?」
『今・・・フィールドに出てるッスね』
「・・・入れ違い?」
『・・・そうッスね。経歴は・・・まっすぐ村長の家に向かってるッス』
「よし、話を聞こう」
「はいはい・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
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