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ドリトル先生と幸せになる犬
第八幕その五

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「このスパゲティには大蒜が入っているね」
「それと唐辛子がね」
「烏賊も入っているけれど」
「そちらもね」
「しかもオイルはオリーブオイルだから」
 それでというのです。
「尚更美味しいね」
「スパゲティはオリーブがないとね」
「やっぱりしっくりこないわね」
「それに大蒜もね」
「どうしても」
「日本でオリーブオイルが普通になったのは三十数年前からで」
 そうだったというのです。
「それだめではバターとかサラダオイルだったけれど」
「それじゃあね」
「先生前もお話してくれたけれど」
「オリーブオイルには敵わないわね」
「どうしてもね」
「うん、オリーブオイルはね」
 このオイルはといいますと。
「まさにスパゲティの為にあるね」
「他のお料理にも使われるけれど」
「やっぱりそうよね」
「スパゲティにはオリーブオイル」
「他にはないわ」
「考えられないよ」
「うん、それとお塩もね」
 これもというのです。
「必要だけれど日本だとあまり入れないね」
「そうそう、和食は塩分高いけれど」
「そうしたお料理多いけれど」
「パスタにはあまり入れないね」
「茹でる時は」
「それはお水がね」
 これがというのです。
「関係あるね」
「あっ、日本のお水とね」
「本場のお話するとイタリアだとね」
「どうしてもだよね」
「お水の質が違うから」
「どうしてもね」
「そう、それが違うから」
 それでというのです。
「お塩もね」
「日本じゃあまり入れないね」
「お塩については」
「イタリアじゃ凄い入れても」
「日本だとね」
「お水の質が違うと」
 それならというのです。
「どうしてもだよ」
「そうだよね」
「お塩を使う量も違うね」
「日本だとおおむねお水は軟水で」
「凄くいいお水だけれど」
「そのまま飲める位」
「けれどね」
 それでもというのです。
「多くの国では違うね」
「硬水でね」
「特に欧州は硬水ばかりで」
「イタリアもで」
「他の国でもね」
「ドイツは昔からイタリア文化に憧れがあって」
 この国のお話もしました。
「スパゲティも結構食べるけれどね」
「そうそう、それでよね」
「ドイツでもだね」
「お塩をどれだけ使うか」
「それが違うね」
「そうだよ、その国のそのお水によって」
 それぞれというのです。
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