第二百二十話 ハイランダーの影その六
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「用いていきますね」
「特にでかい奴をな」
「前面に出して」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「まずは城壁を壊すな」
「そして街の中にですね」
「入るな、じゃあ攻撃準備だ」
それに入ると言ってだった。
久志はリバプールを孤立させた後はリバプールを包囲して攻撃に入った、大砲に術にモンスターそれに空船達が攻撃を加え。
城壁の一部を攻撃開始から数時間後で破壊した、久志はそれを見て言った。
「よし、あそこからな」
「さらによね」
「ああ、攻撃を加えてな」
双葉に応えた。
「そしてな」
「そこからね」
「突破口をさらに拡げて」
「突入するわね」
「そしてな」
「街を攻め落とすわね」
「そうするな」
こう言ってだった。
久志は軍にさらに攻撃をさせてだった。
穴をより大きくさせた、そして手頃な大きさになったところで。
軍を進ませた、ここで彼は兵達に言った。
「いいか、民にはだ」
「決してですね」
「刃を向けない」
「そうせよというのですね」
「いつも通りな、狙うのはな」
それはというと。
「敵の兵達だ」
「承知しています」
「帝国が戦うのはあくまで敵軍のみです」
「民に刃なぞ向けませぬ」
「銃口も」
「そうしろよ、そしてな」
久志はさらに話した。
「目指すは宮城だ」
「敵の王がいる場所」
「そこですね」
「そこを攻め落としますね」
「ああ、そうするからな」
だからだというのだ。
「民には手を出すな、一ゴールドでも奪ったり殴ったら死罪だ」
「ですね、では」
「これよりですね」
「城の中に入り」
「宮城を攻め落としますね」
「そうするな」
こう命じてだった、自ら馬に乗りそのうえで軍の突入の采配を振るった。そして軍勢を城に入れてからは。
城の中を占領していくと共に宮城に迫った、そのうえで。
城の門を次々と開けさせそこからも兵を入れ。
城壁も占領していった、そして敵兵達はというと。
「降れば殺すな、動けない奴もだ」
「捕虜にしていくわね」
「そうだ、後で帝国軍に入るんだ」
双葉に対して答えた。
「だったらな」
「殺さないでね」
「捕虜にしてな」
「そして戦が終われば」
「帝国軍に入れるんだ」
その様にするというのだ。
「そうするからな」
「だから今はね」
「殺すな」
決してというのだ。
「殺すよりな」
「捕虜にしていく」
「捕虜を取った奴には褒美を弾め」
武勲としてそうせよというのだ。
「敵を倒した奴よりもな」
「ええ、それじゃあね」
「どんどん捕虜にしていけ」
こう言ってだった。
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