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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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美鈴を抱きしめていた。

「美鈴 会いたかったんだよ ずーと」

「蒼 私も ずーと」と、美鈴は小さい声で・・

 花火もあがっていたが、さすがに、周りの人達も少し引いて、僕達を見ていたんだ。

「蒼 美鈴 恥ずかしいから、あっちに行こうよ」と、光瑠が言ってきた。

「光瑠 昇二も 来てくれていたんだ」

「そうよ 美鈴 みんなで花火見に行こうって言ってたじゃぁない」と、光瑠が言うと、美鈴は、本当に泣き出してしまった。光瑠は

「だからぁー 恥ずかしいんだってー」と、ハンカチを渡して、美鈴の手を引いて、その場を逃れるように歩きだしていた。

 落ち着いた場所に移動すると、美鈴が

「あっ 松永さんは」

「大丈夫だよ 美鈴 今夜のことは、松永さんも承知しているんだ」と、僕が言うと

「あー そうか それで、変だなって思っていた 妙に、誘うし、浴衣も用意してくれて・・」

「うん 今夜は、みんなで楽しめって 泊るところも用意してくれたんだ」

「えー そんな 私、そんなつもりで来ていないよー 着替えもないし」

「大丈夫だと思うよ ホテルに行くと・・」

「そうだよ 美鈴 久し振りに会ったんだよ」と、光瑠も言っていた。

「あっ 花火 見れなかったね ごめんね」

「あそこに 何とか 見えてるぞ 花火なんて、いつでも、見れるさ 俺達、仲間だから、この時間の方が大事だよ それに、若い男と女が抱き合って、後ろに花火があがっているとこ見られたんだから、最高だよ」と、昇二が言うと

「恥ずかしいよ 昇二 そんな風に言わないでー さっきは・・」と、美鈴は恥ずかしがっていたが

「光瑠 さっきから、ずーと 美鈴と手をつないだままだよ おかしくないかー」と、昇二が言ったが

「なんでー 懐かしいんだものー うれしくって・・こうやっていると、時間がつながってくるようなんだもの」と、光瑠が言うと、美鈴は、又、泣きだした。それにつられて、光瑠も泣いていた。


 

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