大好きの理由って、なに?(グレ響バースデー2021)
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てしてくれたこの状況に、少しだけ気後れしちゃってるみたいだ。
さて、どうすれば踏ん切りを付くのだろう……?
そんな僕の視界に、ウイスキーボンボンの箱が入ってきた。
響さんが食べたのは2つくらいだ。中身はまだ残っている。
となれば……やることは1つだよね。
「響……」
「んみゃ?」
「……チョコレート、僕にもくれないか?」
「ん……いいよ〜♪」
そう言って響は、ウイスキーボンボンを1つつまんで、僕の口元へと持ってきた。
「はい、あ〜ん♪」
「あ〜…………ん……」
口いっぱいに広がる、チョコレートの甘味。
結構美味しいけど、確かに少しお酒っぽい。
「しょ〜、あ〜ん♪」
「響、今度はさ……口移しでいいか?」
心の中でスイッチが入った気がする。
響さんに対して、強気に出られる時の合図だ。
「わかった……ん〜……♪」
響はウイスキーボンボンを口に含み、僕に唇を近づける。
そして僕は響の頭に手を回し、自分の唇と重ね合わせた──。
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