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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第六十話 衝突する魔導師
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があった周辺に温泉施設があって、私が忍び込むのも難しそうだから、アルフとナナシで中を調べてきて欲しいの」
なるほどね。
客のフリして建物の中を調べてきてくれって事か。
確かに、フェイトさんとアルフさんじゃ男湯なんかは入れないしな。
「温泉ってあれだろ?地下から熱湯がドバーッて吹き出てくるヤツ」
温泉の知識がないのか、アルフさんはバーン!と大きく手を振り上げてそれを表現している。
「いや、それは間欠泉じゃ……広い意味じゃ間違ってないけど」
ちょっと苦笑しちゃったよ。
「手伝ってくれる?」
フェイトさんに言われちゃ断れないな。
「はい、協力します。でも、明日だと……もう今日か。世間は連休だから混むかもしれませんね」
オレはカレンダーを確認しながら呟く。
「封印そのものは深夜にやるよ。私も、この世界の人達に迷惑はかけたくないから」
そう言って、オレを安心させるようにフェイトさんは微笑む。
「分かりました。じゃあ、もう寝ましょうか。じゃないと、朝起きられませんよ。オレが」
最後にちょっとオチを入れると、フェイトさんはおかしそうに笑った。
うん、年相応の反応だな。
妙に大人びた感じのフェイトさんだが、ここ数日でオレに慣れたのか、こうやってたまにだが良い笑顔を見せてくれるようになった。
それぞれ寝床に戻って、明かりを落とす。
オレはソファーに横になって、次の展開を考えた。
どうなる?
オレが一番嫌がる展開は、高町隊長が出てくる事だ。
あの二人が、ガチで戦う所なんて見たくない……けど、ぶつかるんだろうな……多分
不安にかられながらも、オレはいつの間にか眠りに落ちていった。
outside
翌朝、アスカはフェイトとアルフに文字通り引っ張ってもらって目的地の海鳴温泉まで来ていた。
「じゃあ、後はよろしくね」
別の場所を探すからと、アスカを置いてフェイトはすぐに飛び去った。
「ナナシ、こういう所は泊まらないと入れないんじゃないのかい?」
物珍しそうにアルフはキョロキョロと辺りを見回している。
「ここは日帰りもOKだから大丈夫ですよ」
そんな話をしながら、アスカは入館手続きを終わらせて、アルフにロッカーの鍵を手渡す。
「ここの使い方はさっき教えた通りですから『オレは庭の方を調べてみます。アルフさんは建物の中をお願いします』」
「あいよ。今日はノンビリとしようじゃないか『分かった。お風呂とトイレはそれぞれで調べるとしようか』」
何気ない会話に念話を紛れ込ませて、二人は行動を確認しあった。
そして、二手に分かれる。
アスカは浴衣に着替えて、温泉施設にある中庭に出た
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