暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第六十話 衝突する魔導師
[11/17]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
とはあったが、その寂しげな表情は見た事がなかった。
(なんで、そんなに寂しそうな目をするんだろう……)
今のフェイトには、彼がなぜそのような目をするのかが分からなかった。
「うっは〜!凄いね、こりゃ。これがロストロギアのパワーってやつ?」
アルフの声でフェイトが我に返る。
「ずいぶん不完全で不安定な状態だけどね」
水中から光を放つ青い宝石にフェイトは目をやる。
「アンタのお母さんは、何であんな物を欲しがるんだろうね」
アスカが側にいるにも関わらず口を滑らせるアルフだが、彼女はそれに気づいてないようだ。
(お母さん?プレシア・テスタロッサの事か……プレシアがジュエルシードを必要としている?)
耳に入ってきた情報をすぐに頭に入れて思考するアスカ。
(ロストロギアを一つと言うのなら分かるけど、複数必要としているだと?何を企んでいるんだ、プレシア・テスタロッサ)
情報が少なすぎるので、まだ答えは出せない。ただ、フェイトがプレシアの命を受けてジュエルシードを集めていると言う事は分かった。
「さあ。分からないけど、理由は関係ないよ。母さんが欲しがってるんだから手に入れないと」
フェイトは右手をゆっくりと前に突き出した。
「バルディッシュ、起きて」
《Yes Sir》
フェイトの命令で、待機状態のバルディッシュが天高く舞い上がる。
そして、一本の杖になり彼女の手に収まった。
《シーリングモード、セットアップ》
稲妻のような魔力を放ち、バルディッシュは封印形態になる。
「封印するよ。アルフ、サポートして」
「へいへい」
フェイトとアルフがジュエルシードに向かった時、別方面からの強力な魔力をアスカは感じた。
「この魔力……いよいよか!」
アスカは迫りくる魔力を知っている。それは……
(高町隊長!)
気づいた時には叫んでいた。
「フェイトさん、急いで!」
アスカの言葉の意味にフェイトは気づいた。
(またあの子が来る)
それを察したフェイトの目が鋭くなる。
「ジュエルシード、封印!」
激しく魔力が放電し、周囲に突風が吹き荒れる。
だが、それもすぐに収まり、封印されたジュエルシードがフェイトの手に握られた。
「二つ目……!!」
大きな魔力反応の接近を感じ、フェイト、アルフ、そしてアスカがそちらに目を向ける。
足音と共に、フェイトと同じ年頃の少女が現れた。
白いバリアジャケットにミッド式高性能デバイス。肩には使い魔らしきフェレットを乗せた少女、高町なのはがそこにいた。
急いで来たのだろう、息を切らしてフェイトを見る
(来ちまったか……)
少女
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ