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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
2-?
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ったですから」

「商工会の人から聞いたんだが、お店をたたむ頃、中道さんとその娘さんが相談にきたらしい。店を閉めるにあたって借入金などの返済をしなければならないし、引き続きの融資の相談だった。店の総料理長と言う人も同席していたんだが、肝心の中道さんの状態をみて、決済に戸惑っている間に、この家を売りに出したということだった。僕も、何にも出来なくて、心が少し、痛いんだ」

「そんなことになっていたんですか 有難うございます 話してくださって」

「私達 結婚前に、よく「ナカミチ」に行ったのよねぇー おいしくて、安かったから」と、奥さんが話してくれた。

「そうだったね でも 彼女が君に何にも言わないで、いってしまったということは なぁー」

「あら そういう女の人だって居るわ この人のことが本当に好きだったから なんにも 言わないで、身を引いたのよ 多分」と、奥さんが言ってくれた。  

「そうなのかもな いや 話過ぎたかもな 君が真剣みたいだったから つい でも、うまくいくといいね」

「もし、又、会えたら、絶対、彼女を離したらだめよ」と、言って送り出してくれた。 

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