五河コネクト/お前は誰だ。
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を見上げた。
令音「こうするしかない、私の大切な物を取り戻す為なら」
一方、士道は考え事をしながら厨房へと向かっていた。
士道(真那なら、何か知ってるんじゃないか?でも真那にこんな話するのも何か負けのような気が……)
何気なく、そう思いながら厨房の扉を開けた。
四糸乃「あ……」
士道「え……」
そこにはさっきまで作りかけだったタコスを一人で盗み食いしていた四糸乃に遭遇してしまった。
士道「四糸乃……それ……」
四糸乃「ご、めん……な……さい……」
明らかに涙目でこちらを見ている、士道は彼女の姿に耐えられず……
士道「少しぐらいなら食べても良いよ、ただし、後でちゃんとジャックさんに謝ろうな」
四糸乃は泣き止むのを止め、頭をこくりと下げた。
その後出来上がったタコスを持ってジャックの元へ向かう、一人食堂でノンアルコールビールを嗜んでいた。
ジャック「おお、出来たか」
士道「少し甘めの味付けだけどね」
ジャック「香辛料の物資は貴重だからな」
士道は四糸乃の顔色を窺いつつ、話を切り出す。
士道「それと、本当は5つ用意してたんだけど、2つ四糸乃が勝手に食べちゃって」
四糸乃「ごめんなさい……」
ジャックはその言葉を聞いて四糸乃の頭を撫でる。
ジャック「正直に謝って偉いぞ、タコス、うまかったか?」
四糸乃「はい……」
ジャック「じゃあ、何も言わねーよ。許す」
士道「ありがとうございます、ジャックさん」
士道は四糸乃の笑顔に自然と元気を貰っていた。
その一方で……
グランドキング攻防戦 跡地
バキッ!!
グランドキングの残骸からスーパーコンピューターとメインエンジン、そして青色の液体サンプルを取り出すメガ・ネ。
メガ・ネ「こんなもんでええか?」
カリオストロ「辛うじて状態が良好で良かったわ、これで解析できそう♪、ありがとう。メガちゃん」
メガ・ネ「でも大丈夫やろか?こういうのは大概解析したら悍ましい目に遭うんとちゃうか?」
メガ・ネのその発言にイースナは答える。
イースナ「それも概ね理解している上でやっている事だ、妾もこの計画には疑問を持っていたが故、カリオストロに協力している」
イースナはメガネを外し、デウス・エクス・マキナのビルの方角を見つめた。
イースナ「アイザック、信用に値せぬ男だ」
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