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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第82話 ミカエルの話、驚愕の真実を知ります!
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 なんとミカエル様はアーシアさんに頭を下げました。


「ミ、ミカエル様!私のようなものに頭を下げるなんて御止めください!」
「しかし……」
「確かに辛い思いはしました。でもそのお蔭で私はイッセーさんや小猫ちゃん達に出会えたんです。だからもう何も気にしていません。それにミカエル様が私なんかの為にそこまで考えてくださっていたという事実を知れただけでも私は救われました」
「……ありがとうございます」


 アーシアさんにそう言われたミカエルさんは彼女にお礼を言いました。


「兵藤一誠、改めてお礼を言わせてください。アーシア・アルジェントを救ってくださり本当にありがとうございます」
「……いえ、俺も成り行きだったので。それに貴方は貴方なりにアーシアの事を考えていてくださったことを知ることが出来ました。先ほどの失礼な言い方を許してください」
「ならばお互いさまと言う事でいかがでしょうか」
「はい」


 ほっ、そこまで心配はしていませんでしたがイッセー先輩はミカエル様を信頼することに決めたようですね。


「他に何か質問はありませんか?」
「えっと……よろしいでしょうか?」


 話を終えたミカエル様は再度質問はないか確認すると、今度は祐斗先輩が手を上げました。


「木場祐斗、なんでしょうか?」
「その……僕はバルパーと戦った際に奴からミカエル様はバルパーの研究の一つである聖剣を扱うための因子を人から抜き取る技術を奪ったと聞きました。それは本当なんですか?」


 祐斗先輩は聖剣を使う因子を人から抜き取る技術を教会が使っていると聞いたと前に教えてもらいました。だからまた教会が誰かの命を利用しているんじゃないのかと気になったのでしょうね。


「木場祐斗、貴方の事情は知っています。だからこそソレについて聞きたいのですね?」
「はい。過去についてはもう気にしていませんがソレだけがどうしても気になっていて……こんな事を質問して申し訳ありません」
「いえ、貴方には知る権利があります。答えを言うならばハイと答えます、私はバルパーから因子を抜き取る技術を奪い利用しています」
「……」


 因子を抜き取る行為をしていると言われて祐斗先輩は複雑そうな顔をされていました。


「しかし私達は研究を進めて命を奪うことなく因子を取り出す技術を得ました。それに因子を抜く際は必ず本人の意思に尊重して行っています。仮に高い因子を持っていても本人が拒否するのなら無理強いはしません。亡き主に誓います」
「……分かりました、僕は貴方を信じます。質問に答えてくださりありがとうございます」
「木場祐斗、私は貴方に約束します。もう二度とこのような行いがされぬように尽力を尽くすと」
「はい」


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